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【ヨミ】シュウカツジュク

就活塾

「就活塾」とは、就職活動支援塾のことで、就職活動中あるいは就職活動を控えた学生や若者に対して、有償で就職支援サービスを提供するビジネスを指します。サポート内容はエントリーシートの書き方の指導や面接・グループディスカッションの模擬練習、基本的なビジネスマナーの講習、進路相談などが中心。講師によるクラス単位の授業や個別指導を通じて、受講生を就活終了までサポートするのが一般的な就活塾のしくみです。就職塾、就職予備校とも呼ばれ、近年、厳しい就職環境を背景に急拡大しています。
(2013/3/11掲載)

ケーススタディ

就職戦線の過熱をうけて続々参入
大学より手厚い支援も、企業は冷ややか

厚生労働、文部科学両省によると、2012年春卒業の大学生の就職率は93.6%で、過去最悪の前年同期に比べて2.6ポイント改善したものの、一方で約2万5000人が内定を得られませんでした。厳選採用傾向が進み、人気企業ともなれば競争倍率はゆうに100倍を超えると言われるほど。採用活動時期の“後ろ倒し”や海外人材採用の拡大がそれに拍車をかけ、学生たちの内定獲得競争は激化するばかりです。何社受けても決まらない焦りと新卒一括採用という“一発勝負”のプレッシャーに追い詰められて、疲弊する学生も少なくありません。実際、警察庁のまとめでは、就活の悩みから自殺した大学生は11年に全国で41人に上り、07年の3倍以上に増えました。

昨今の「就活塾」の活況は、そうした世情や就活生の不安の高まりを映す現象の一つといっていいでしょう。08年秋のリーマン・ショック以降の雇用情勢の悪化をうけて急増し、現在も新規参入が相次いでいます。人材育成会社などの企業が運営する大手塾から脱サラして開業した個人事業主の講師まで、全国に100近くの塾があるとも言われます。一般的なサポート内容は上述の通りで、大学3年生から内定を得るまで入塾した場合の費用は、10~15万円というところが多いようです。

内定を得るためのスキルを身につけるだけでなく、自己分析や個人面談などを通じて、学生本人が自分自身の適性キャリアに関する本当の志向を再認識するためにも就活塾の活用は有効だといわれます。そうした指導や相談は本来、大学の就職担当部署で行われるものですが、多くの学生を抱える大学は支援の手厚さ、きめ細かさの点で劣り、結果として学生が塾に流れる要因になっています。とはいえ拡大する塾も実情は玉石混淆で、サポート内容に対して料金が高額すぎる、講師の社会人経験が浅く人事経験がない、講師一人に対して受講生の数が多すぎるなど、トラブルも後を絶ちません。

学生を採用する企業側はこの就活塾ブームをどう見ているのでしょう。日本経済新聞の記事(12年5月30日付)によると、企業の担当者は「就活塾の存在は知っていますが、通っているかどうかは意識しません」「塾に頼るより周りの先輩やOB・OGに話を聞いて自分自身の頭で考えてほしい。そのほうが入社後にもミスマッチのない自己分析につながります」「マナーなど面接のノウハウが備わっていると就活塾に通っているな、と分かることがあります。一定の評価はできますが、見ているのは面接のノウハウだけではありません。問題解決能力などその人が本来持っている力を重視しているので、小手先だけではダメですね」などと指摘。塾頼みで付け焼刃の就活対策に批判的な見方を示しています。

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