ダブルワークで働く従業員の雇用保険の加入について
2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を整備し、副業の推進を発表したことを機に、企業に勤める社員においても副業解禁のムードが一気に加速しました。
ダブルワークとなる方を雇用する場合、二重で雇用保険への加入手続きが必要なのでしょうか。
雇用保険の加入条件
厚生労働省は雇用保険の加入条件を以下のように定めています。
- 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること
- 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
本業と副業の両方で条件を満たす場合でも、雇用保険は1つの事業所でしか加入できません。
一般的には賃金の多い方の会社で雇用保険に加入することになります。
2021年9月現在、副業者に対して特例はありません。
- 【関連情報】
- 副業|日本の人事部
- 雇用保険|日本の人事部
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