企業が研修を最も強化したいと考えている層は「ミドルマネジャー」と「新任マネジャー」。最も強化したいテーマは「リーダーシップ」
「ミドルマネジャー」「新任マネジャー」の育成強化が各社の課題に
研修を実施している企業の育成担当者に、今後どの層を対象にした研修を強化するのかを聞いたところ、最も多かったのは「ミドルマネジャー」(63.7%)。次いで、「新任マネジャー」(55.6%)、「若手社員」(50.9%)、「新入社員」(30.0%)という順番となった。人手不足を乗り切るには、ベテラン人材の活躍も不可欠なため、「シニアマネジャー」(25.1%)や「マネジャー以外のシニア層」(9.1%)など、ベテラン人材などへの対応も課題となっていることがうかがえる。
強化したい研修テーマは「リーダーシップ」「組織活性化」「コミュニケーション」など多岐にわたる
研修を実施している企業の育成担当者に、今後どんなテーマの研修を強化したいかを聞いたところ、最も多かったのは「リーダーシップ」(61.9%)。現場を取りまとめるリーダーはいても、経営人材は少ない点が課題とされるなか、6割以上もの企業が強化テーマとして挙げている。次いで、「組織活性化」(48.0%)、「コミュニケーション」(44.6%)、「コーチング」(36.3%)という順番となった。また、トップ5には入らなかったが、政府が推進する働き方改革に関連して「生産性向上」(29.5%)や「業務効率化」(27.4%)なども3割近い割合を占めた。
実施時期 | 2018年4月2日~4月23日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 4,630社、4,907人(のべ) |
質問数 | 184問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.新しい人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書2018』
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