2011年賃上げの見通し
―労使、学識者451人アンケート調査
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自社における2011年定昇・ベアの実施
※ 前ページの「実際の賃上げ見通し」は、“世間相場”の観点から一般論として回答いただいたものですが、 ここでは自社における来る交渉に向けた考えを尋ねました。
- 定昇の実施: 労使とも「実施すべき」「実施する予定」が8割台とほとんど
- ベアの実施: 経営側の7割が「実施しない予定」と回答
定昇の実施
アンケートでは、賃上げ額・率の世間一般的な見通しに加え、自社における賃金制度上の定期昇給(賃金カーブ 維持分)および業績等に応じたベースアップ(賃金改善分)の実施についても労働側・経営側の双方に尋ねています(なお、労働側・経営側の回答者は、それぞ れ異なる企業に属しているケースがほとんどである点に留意)。
2011年の定昇については、労働側で88.6%、経営側で84.6%とほとんどが「実施すべき」「実施す る予定」と回答。経営側の「実施しない(凍結する)予定」は1.4% (2人) にとどまりました。実質的な賃金制度維持分に当たる定期昇給については、多くが実施する意向を示しています。
ベアの実施
ベアに関しては、経営側では「実施しない予定」が71.3%を占めました。労働側についても「実施すべきではない(実施は難しい)」が57.7%と6割近くに上っています。経営・雇用環境の現況から、労使ともベアの実施は厳しいという見通しを抱いています。
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