人事白書調査レポート2020 採用
内定辞退者数は「変わらない」が過半数。フォローに前向きな企業が7割
内定辞退者数は「変わらない」が過半数。増加企業が減少企業の2.5倍に
新卒採用における直近3年での内定辞退者数の増減ぶりを聞きました。最も多かったのは、「変わらない」(52.4%)で過半数を超えました。「大きく増加している」(4.6%)と「やや増加している」(21.0%)を合わせた増加企業は25.6%。一方、「やや減少している」(7.3%)と「大きく減少している」(3.0%)を合わせた減少企業は10.3%となり、内定辞退者数は増加傾向にあるといえます。
内定者フォローを行っている・行う予定の企業は7割以上
新卒採用で内定辞退者数が増加するなか、企業は防止策を行っているのでしょうか。「行っている」(64.6%)は、3社中2社の割合でした。これに「現在は実施していないが今後実施予定」(7.3%)を合わせると、7割以上の企業が対策に前向きであることがわかります。一方、「今後も実施の予定はない」(16.8%)、「わからない」(11.3%)はそれぞれ10%台にとどまっています。
内定者フォローとして「定期的に連絡を取っている(電話・メール)」が8割近く
内定辞退を防止する対策を「行っている」と回答した企業に、新卒内定者にどのようなフォローを行っているかを聞きました。最も多かったのは「定期的に連絡を取っている(電話・メール)」(78.8%)で、8割近くを占めました。
実施時期 | 2020年3月16日~4月10日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 4,620社、4,783人(のべ) |
質問数 | 168問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.新しい人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書2020』
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