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【ヨミ】ソーハラ ソーハラ

「ソーハラ」とは、ソーシャルメディアハラスメントの略。ソーシャルメディアを通じて行われるハラスメント(嫌がらせ)行為のことで、特にFacebookなどの実名登録制のSNSに職場の上下関係がもちこまれて、トラブルやストレスの原因になっている状況を指します。SNS上で上司や先輩から執拗(しつよう)にコミュニケーションを求められて、断るわけにもいかず、不要な気づかいや緊張を強いられたり、プライベートに介入されたりするといった事例が典型的なソーハラ被害に当たるとされます。
(2014/7/14掲載)

ソーハラのケーススタディ

SNSが職場の人間関係を悪くする!?
新人の4割が上司の友達申請に不快感

FacebookなどのSNSでは、実名での登録が推奨されます。これが公私両面で有益なネットワークの構築や拡大に大いに役立つ半面、使い方を誤ると、実名であるがゆえにさまざまなトラブルを招きやすく、実生活にまで深刻な影響を及ぼしかねません。その典型が「ソーハラ」です。職場の上下関係が配慮なくネットワーク上に持ちこまれて嫌がらせ行為に発展、それがまた実際の職場の人間関係をギクシャクさせる――ソーハラは、ソーシャルメディアを介して行われるパワーハラスメントの一種なのです。

具体的にどういう行為に及ぶと、相手にソーハラと認識されてしまうのでしょうか。

第一に挙げられるのが、上司や先輩から「友達申請」を送ることです。産業能率大学が2013年度の新入社員に対して行った「新入社員の会社生活調査」によると、上司からSNSで友達申請があった場合、「嫌だ」と思う人の割合は全体の43%に達しました。この傾向はとりわけ女性に強く、実に6割近くの女性が上司とSNSでつながることに不快感を持っているといいます。本音では嫌だと思っているのに、立場上断りにくいわけですから、相手にとってはストレス以外の何物でもないでしょう。

二つ目は、自分の投稿に対する「いいね!」評価やコメントの強要です。コンサルティング会社のエルテスがSNSの利用者を対象に実施した調査によると、Facebookなどで上司から「いいね!」やコメントを強要された経験がある人は全体の約2割。1割以上の人が、1週間に一回以上「いいね!」などを強要されていると答えています。

さらにもう一つ、相手の不快感を煽りやすいのが、部下の投稿内容などSNSの話題をリアルの場に持ち出すことです。先述のエルテスの調査では、部下が投稿している内容を部下の前や公衆の面前で公表したことがある、と回答した人が2割近くもいました。上司としては部下との距離を縮めようとして、何気なく会話のネタにしたつもりが、相手にとっては大迷惑。プライバシーの侵害ととられることも多いようです。

同じSNSを使っていても、習熟度やSNS利用に対する考え方は人それぞれ。気軽につながることをよしとする人もいれば、公私を区別し、仕事上で利害関係のある人とつながること自体を嫌がる人もいます。部下からすれば、「この上司は良いけど、あの上司は嫌」などということもあるでしょう。とはいえ、業務を円滑に進めるためのコミュニケーションツールとして、ソーシャルメディアの重要性は、職場でも高まる一方です。だからこそ、プライベートと混同しないことが、最低限のルールとして求められます。

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