リーン・スタートアップ 「リーン・スタートアップ」(lean startup)とは、アメリカの起業家エリック・リース氏が2008年に提唱した、起業や新規事業などの立ち上げ(スタートアップ)のためのマネジメント手法のことです。リーンとは日本語で「ムダがなく効率的」という意味で...
PMI 「PMI」とは、Post Merger Integration(ポスト・マージャー・インテグレーション)の略で、M&A(企業の合併・買収)成立後の統合プロセスのことです。新しい組織体制の下で当初企図した経営統合によるシナジーを具現化するために、企業価...
バウンダリレス 「バウンダリレス」(boundaryless)とは、直訳すると「境界(バウンダリ)のなさ」という意味で、企業の従業員が部門や役職、立場、事業所の所在地など、組織内外のあらゆる境界を超えて自社に貢献しようとする姿、あるいはそうした価値観を指す用語です。...
創発 「創発」とは、部分の性質の単純な総和にとどまらない特性が、全体として現れること。物理学や生物学などで使われる用語「emergence」(発現)が語源で、自律的な要素が集積し組織化することにより、個々のふるまいを凌駕する高度で複雑な秩序やシステムが生じ...
[イベントレポート] ASTD2012 International Conference & Expo 人材開発や組織開発に関する世界最大級のイベント「ASTD2012 International Conference & Expo」が開催されました。本レポートでは、イベントの模様をダイジェストでお伝えいたします。
組織社会化とは――意味と定義、取り組むメリットをわかりやすく 組織研究において、新しく組織に加わったメンバーが、組織の目標を達成するために求められる役割や知識、規範、価値観などを獲得して、組織に適応していくプロセスのことを「組織社会化」といいます。個人が組織に参入するときは、必ずこの組織社会化の過程を通過しなけ...
HPI (Human Performance Improvement) 「HPI」(Human Performance Improvement)とは、個人と組織のパフォーマンスの改善・向上を支援する人材・組織開発の方法論のことです。HPIを推奨するASTD(米国人材開発機構)によると、この手法は〈1.あるべき姿と現状の人...
オープンスペーステクノロジー 「オープンスペーステクノロジー」(OST)は、関係者が一堂に会して話し合うホールシステム・アプローチの代表的な手法です。大まかなテーマに沿って、参加者自らが解決したい問題や議論したい課題を提示、進行の段取りも自主的に決めるなど、個人の主体性を重視する...
BPRとは―1990年代にブーム、その源流は日本にあり 「働き方改革」「生産性向上」がスローガンとなる中、「BPR」は注目すべき言葉の一つです。「BPR」とは、「ビジネスプロセス・リエンジニアリング」(Business Process Re-engineering)の略。企業活動の目標(売上、収益率など)...
ホールシステム・アプローチ 「ホールシステム・アプローチ」とは、特定の課題やテーマに関係するすべてのステークホルダーあるいはその代表が組織や分野の壁を超えて一堂に会し、大規模なダイアローグ(対話)によって創造的な意思決定やアクションプランを生み出していく一連の方法論の総称です。...
コンフリクト・マネジメントとは――意味と例、コンフリクトに正しく対処するためには コンフリクト(conflict)とは、「意見や利害の衝突、葛藤、対立」といった概念を意味する言葉。組織運営においてネガティブに評価されがちなこうした状況を、組織の活性化や成長の機会と捉え、積極的に受け入れて問題解決を図ろうとする考え方を「コンフリクト...
なぜなぜ分析 「なぜなぜ分析」とは、「なぜ?」という問いを論理的に積み重ねることによって問題やトラブルが発生した原因を掘り下げ、有効な対策を導き出す分析スキルのことです。もともとTQM(総合的品質管理)の一環として自動車産業などの生産現場で実践されていましたが、近...
コンティンジェンシープラン コンティンジェンシーとは「偶発性」「不確定性」の意。災害・事件・事故などの不測の事態が企業の事業やプロジェクトの維持・継続に支障を来すことを想定し、その被害・損失を最小限にとどめて業務を速やかに復旧できるように、あらかじめ定めておく対応策や行動手順を...
オープンブック・マネジメント “オープンブック”のブックは企業の会計帳簿や財務諸表を指し、それをオープンにするという意味。すなわち「オープンブック・マネジメント」(Open Book Management)とは、自社のあらゆる経営指標をすべての従業員に開示し、経営の透明性を高める...
エスノグラフィー 元来は文化人類学、社会学の用語で、集団や社会の行動様式をフィールドワークによって調査・記録する手法およびその記録文書のことを「エスノグラフィー」(ethnography)といいます。エスノ(ethno-)は「民族」を、グラフィー(-graphy)は「...
ラーニング・オーガニゼーション 日本語では「学習する組織」あるいは「学習型組織」といいます。所属するメンバーに自主的な学習を促し、その相互作用=“学び合い”を通じて、既存の組織文化や戦略の枠に縛られない新しい考え方や問題解決の手法をたえず生成。持続的に自己改革していく機能を備えた企...
人事マネジメント:ラーニング・オーガニゼーションを実現する方法(後編) 企業を取り巻く経営環境の急激な変化は、ビジネスサイクルを短縮化し、知識・技術の更新スピードを速めるなど、組織に対して絶え間ない「変革」を求めている。この変革を実現するには、組織として継続的に学習を続け、改善を繰り返していくことが必要だ。これが近年、「...
ワールド・カフェ ワールド・カフェとは、“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気のなか、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていくこと。相互理解を深め、集合知を創出していく組織開発の...
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング) 業務プロセスの効率化、最適化を目的に、企業が社内の業務処理の一部を専門の事業者に外部委託(アウトソーシング)することを「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」、略してBPOといいます。業務プロセスそのものの企画設計から必要なシステムの導入、人材や設備...
見える化 「見える化」とは、企業活動の現状、進捗状況、実績などをつねに見えるようにしておくこと。問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると同時に、ビジネスの現場をそもそも問題が発生しにくい環境に変えるための、組織内の体質改善や業務改革の取り組み全般を指し...