組織コミットメントとは――意味と例、組織へのコミットメントを高めるために必要なことは 「組織コミットメント」とは、所属する組織に対する帰属意識や関係性を表す概念のことをいいます。個人と組織の心理的距離が近く、組織や仕事の価値と自身の存在意義や個人的価値に強い結びつきを感じるほど、組織へのコミットメントが高い状態とされます。人材の定着率...
DXの視点『ピアボーナスから考える従業員エンゲージメント』 従業員エンゲージメントの維持向上を図るテクノロジーとしてピアボーナスが登場している。ピアボーナスとは、同僚からもらう第二のボーナスを意味する。このボーナスは、同僚の働きぶりに対する感謝や称賛の気持ちをSlackやTeamsなどのチャットを通じて送るこ...
組織開発の落とし穴。管理職が忘れてはいけないチームとの向き合い方―職場のモヤモヤ解決図鑑【第20回】 組織開発について学んだ山下課長は、さっそく天海さんのチームにいろいろな方法を実行してみますが、どれも空振り。メンバーからの反応も悪く、状況は悪化する一方です。チームに活気が戻ってほしいと思ってやったことなのに、どうして山下課長の組織開発はうまくいかな...
組織開発とは?人と人との関係性をよくするアプローチ―職場のモヤモヤ解決図鑑【第19回】 二つのチームをまとめる山下課長は、天海さんのチームの雰囲気が悪いことが気になっています。コミュニケーションがうまく取れておらず、仕事をフォローし合う様子も見えないからです。「どうすればチームで協業する意識を高めることができるのか」と思っていたときに出...
タウンホールミーティングとは――意味と目的、経営陣と従業員が対話する意義は 「タウンホールミーティング(対話集会)」とは、経営陣が従業員と直接対話できる形で進められるミーティングのこと。社長や取締役などの役員が現場の声をダイレクトに聴き、素早く経営に反映させることを目的としています。現場の意見を聞くことに加え、企業としての重...
グループコーチングサービスの傾向と選び方―組織開発の代表的手法。1対複数だから期待できる効果と導入ポイントを解説 従業員同士のより良い関係性を構築し、組織全体のパフォーマンスを高めていこうとする取り組みが組織開発です。従業員の雇用形態や価値観が多様化している現在、制度や組織図といったハード面だけでなく、従業員の内面に着目して個の力を引き出すソフト面からのアプロー...
コレクティブ・ジーニアス(集合天才)とは――意味、一人の天才に頼らない組織を目指すには 「コレクティブ・ジーニアス(Collective Genius)」とは、各分野の突出した才能を集めれば、一人の天才をも凌ぐことができるという考え方。日本語では「集合天才」などと訳され、ゼネラル・エレクトリック社の理念として知られています。価値あるもの...
営業の「つらい」「苦しい」イメージを変えたい。「営業を科学する」を合言葉に、変革に取り組む企業を支援 国内30万人が実践する「営業プロセスマネジメント」のコンサルティングのパイオニアである、ソフトブレーン・サービス株式会社。7400社以上のコンサルティング実績に裏付けられた、成果につながる営業の仕組みづくりを強みに、企業の科学的組織営業への変革を支援...
OARR(オール)とは――意味、会議ファシリテーションのフレームワーク 「OARR(オール)」とは、会議や研修を円滑に進めるためのフレームワークのことを意味します。会議で明確にすべき項目「Outcome(目標・ゴール)」「Agenda(議題・スケジュール)」「Role(役割)」「Rule(ルール)」の頭文字をとったもので...
経路依存症とは――意味と例、過去の慣習にとらわれないために 「経路依存性」とは、経済学用語として開発された理論で、過去の経緯や歴史によって決められた仕組みや出来事にしばられる現象のことをいいます。個人も組織も、過去に行った意思決定によって制約を受ける傾向があります。人は一度慣れ親しんだものを変えることにストレ...
庭本佳子さんに聞く:変化に強い組織を作る「ダイナミック・ケイパビリティ」 企業を取り巻く環境は不確実性の高い状況が続いています。2020年は新型コロナウイルス感染症によって経済に大きなダメージが生じましたが、急激な環境変化を前に戸惑う企業も少なくありません。企業が変化に対応していくためには、どうすればいいのでしょうか。その...
大学留年、異例の出世、会社上場を経て “ワークハピネス”を追求。「働くことは楽しい」を世界中に広げる 新型コロナウイルスの影響が広がりを見せる2020年4月13日、株式会社ワークハピネス代表取締役会長の吉村慎吾さんは社員に100%テレワーク・オンラインデリバリー化を宣言しました。対面型の研修・組織コンサルティング事業を主体とする企業経営からの脱却を決...
「ホワイト物流」推進運動とは――物流改善や人手不足解消に向けた取り組み 「ホワイト物流」推進運動とは、国土交通省、経済産業省、農林水産省が主導する取り組みで、トラック運転手の深刻な人手不足に対応し、物流の安定的な確保を目的とするものです。トラック輸送の生産性向上や物流の効率化に加え、女性や高齢者なども働きやすいホワイトな...
宍戸拓人さんに聞く:組織を前進させるコンフリクト・マネジメントとは 異なる流儀や価値観を持つ個人の集まりである以上、組織内で起きる「対立」は避けては通れないものかもしれません。組織をマネジメントする立場の人からすれば、社員同士の対立はなるべく避けたいことですが、一見すると波風の立たない穏やかな組織でも、その裏側で対立...
プロセス・ロスとは-かえって非効率になるロスをプロセス・ゲインに変えるには 「プロセス・ロス」とは、複数人が集まる組織において手抜きをする人が現れたり、協調できずにかえって非効率になったりすることで生じる、損失のことをいいます。反対に、複数人による相互支援や相乗効果により利益が生じることは「プロセス・ゲイン」といい、組織開発...
立教大学 教授 中原淳氏が語る、多様な人材が活躍する時代に欠かせない「組織開発」の学び方と実践方法 人事分野において注目を集めている「組織開発」。なぜ今、組織開発がブームなのでしょうか。また、企業やチームは、いかにして組織開発を学び、実践していけばいいのでしょうか。書籍『組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす』(「HRアワード2019」書籍部門 ...
イノベーション創出の施策は、「経営層によるコミットメント・メッセージの発信」「社外の勉強・交流会などへの参加促進」「部門を越えた交流の促進」がトップ3|人事白書調査レポート 人事担当者にイノベーション創出の施策について聞いたところ、「経営層によるコミットメント・メッセージの発信」「社外の勉強・交流会などへの参加促進」「部門を越えた交流の促進」がトップ3であることがわかった。
宇田川元一さんに聞く:組織のわかりあえない対立を読み解く ナラティヴ・アプローチで人事が果たしうる支援とは 組織にはいろいろな関係が存在しています。上司と部下、経営と現場、営業と企画、製造と開発など、実に多様です。互いの考えが合致し、持ち味を発揮したなら、仕事は円滑に回っていくでしょう。けれども現実は、各所で起こる対立に、現場の社員だけでなく人事も頭を悩ま...
ハードとソフトの両輪で組織改革を加速させるための「7S」とは 「7S(Seven S Model)」とは、マッキンゼー・アンド・カンパニー社が提唱した組織変革のためのフレームワークです。組織の全体像といくつかの要素の相互関係を表しており、組織の現状を包括的に捉え、適切な対策をとっていくのに有効だとされています。
イノベーション創出に向けた丸紅の取り組み インタビュー:人事部 部長 鹿島浩二さん 2018年、「既存の枠組みを超える」をスローガンに、全社をあげてイノベーションを生むための施策をスタートさせた、丸紅株式会社。日本の人事部「HRアワード2018」で優秀賞を受賞したその取り組みを、人事部 部長の鹿島浩二さんにうかがいました。