人事白書調査レポート2025 注目の人事課題
人事部門と経営層とのコミュニケーション上の課題は「情報量の差」が最多

次に多いのは「話をする機会がない、または少ない」
人事部門と経営層がコミュニケーションを取る上での課題を聞きました。最も割合が高かったのは「人事部門と経営層の間で情報量に差がある」で、34.8%となっています。以下、「話をする機会がない、または少ない」(29.8%)、「意見がかみ合わない、または対立する」(23.0%)、「経営層が人事部門の意見を意思決定に反映しない」(22.5%)、「経営層の意図や方針を理解できない」(19.5%)、「経営層からの信頼が不足している」(19.3%)、「経営層が人事部門の意見を聞かない」(18.7%)、「経営層からの期待が大きすぎる」(12.7%)と続きます。
「その他」(5.6%)には、「人事部門の責任者が経営者とコミュニケーションを取れていない」「間にいる管理執行役員に人事的な素養がない」「心理的安全性がないから、話せない」「人事部門がコミュニケーションを取りたがっていない」「人事部門側の体制が不十分」「一部の責任者のみが情報を管理している」「経営層の期待に応えるためのリソースが人事部門に不足している」「人事部門のトップが経営層に忖度しているので、現場の声が伝わらない」「経営の期待や指示が曖昧なため、人事部門が苦労する」などの記述がありました。
※本調査結果の引用について
本調査結果を引用される場合は、以下の出典を明記してください(引用の範囲内であればご連絡は不要です)。可能であれば本ページにリンクを張ってください。
出典:『日本の人事部 人事白書2025』
| 実施時期 | 2025年3月3日~3月31日 |
|---|---|
| 調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
| 調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
| 回答数 | 6,139社、6,285人(のべ) |
| 質問数 | 158問 |
| 質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織文化/8.注目の人事課題(コミュニケーション、HRBP、サクセッションプラン、テクノロジー活用) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2025』
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