HRテクノロジーを「採用」や「業務効率化」で活用している企業が昨年から倍増
「採用」では約3社に1社が活用実績あり。
昨年と比べ倍増。大企業では半数近くを占める
採用におけるHRテクノロジー活用の割合は、「活用している・成果あり」(23.2%)、「活用している・成果なし」(9.1%)を合わせて32.3%という結果となった。昨年は15.1%だったので、この1年間で約2倍に増加したことになるが、特に目を引くのは「活用している・成果あり」で、昨年より13.2ポイント増加。なお、「これから活用する予定」は22.5%(昨年26.6%)、「活用していない(予定もない)」は35.0%(同45.0%)という結果だった。人材不足が大きな課題となっている現状を考えると、今後、採用に関してはHRテクノロジーの活用がさらに増えていくことも予想される。
従業員規模別に見ると、大企業でHRテクノロジー活用の割合が高くなっており、1001~5000人は46.9%、5001人以上では47.2%と、半数近くを占めている。一方、1~100人では15.3%という結果だ。
「業務効率化」では4社に1社が活用実績あり。
昨年と比べ倍増。中堅~大企業で割合が高い
業務効率化におけるHRテクノロジー活用の割合を見ると、「活用している・成果あり」(17.5%)、「活用している・成果なし」(8.1%)を合わせて25.6%(昨年13.3%)で、4社に1社を占めている。特に、昨年と比べると「活用している・成果あり」が7.9%から9.6ポイント増加しているのが注目に値する。なお、「これから活用する予定」は34.2%(同35.0%)、「活用していない(予定もない)」は31.1%(同36.9%)という結果だった。
従業員規模別に見ると、501人以上の中堅~大企業でHRテクノロジー活用の割合が高くなっている。また、5001人以上では「これから活用する予定」が45.5%と半数近くを占めているのが目を引く。
実施時期 | 2019年3月19日~4月9日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 5,022社、5,273人(のべ) |
質問数 | 146問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.組織活性化 |
出典:『日本の人事部 人事白書2019』
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