人事白書調査レポート2024 育成
6割超の企業が経営人材不足 規模が小さいほど苦戦する傾向に
経営人材不足の企業は6割超。規模が小さいほど苦戦している傾向にある
経営人材候補の充足状況について聞きました。最も多かった回答は「足りていない」で37.3%、次が「やや足りていない」で28.1%でした。「足りていない」「やや足りていない」を合わせて65.4%となったのに対して、「足りている」(10.7%)、「やや足りている」(13.0%)を合わせると23.7%と、多くの企業で経営人材が不足していることがわかりました。
従業員規模別に見ると、いずれの企業規模においても「足りている」と「やや足りている」を合わせた割合は10~20%台と、充足状況は低水準にあることがうかがえます。ただし、5001人以上の企業および1001~5000人の企業では「やや足りていない」がそれぞれ51.7%、34.9%と最多でしたが、501~1000人、101~500人、1~100人では「足りていない」がそれぞれ47.2%、38.3%、43.3%と最も多い回答となっており、従業員規模が小さい企業のほうが経営人材候補の確保に苦戦していることがわかります。
企業の業績別に見ると、市況よりも良い企業では最も多かった回答が「足りていない」で29.8%でしたが、次点の「やや足りていない」は28.2%で、差は1.6ポイントでした。一方、市況よりも悪い企業でも最多回答は「足りていない」(45.5%)でしたが、次点の「やや足りていない」(19.1%)とは26.4ポイントの差が開いています。
実施時期 | 2024年3月1日~3月29日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 6678社、6926人(のべ) |
質問数 | 163問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織開発/8.注目の人事課題(タレントマネジメント、シニア活用、社内公募制、ジョブ・クラフティング) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2024』
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