キャリアアドバイザーに転職経験は必要か
ちょっと変わったポイントが気になる人たち

人材紹介会社の利用は正攻法で

?を被り困っている人

「以前ご紹介された方で、この会社に入社されている方はおられますか?」

この質問も時折受ける。一般的な求人メディアには載らない情報を求めて人材紹介会社に登録する人も多い。社内の実情などが入ってきているのではないかという期待がありそうだ。これについては、紹介会社側も正直に答えるしかない。

ただ、「一番採用に有利なのは、どの人材紹介会社か」を見極めようとしている人もいるようだ。一般的には、採否を決めるのは採用する企業なので、どの紹介会社の紹介でも違いはない。

また、どうしても転職したい会社が決まっている場合は、そのルートに強い紹介会社を使うのもいいが、複数の企業を比較検討して決めたい場合など、なるべくフラットに進めてくれる紹介会社の方がいいケースもある。採用企業は、紹介会社がどこかということは、ほとんど気にしていない。実力が十分なら採用される。

最後に、一番「それを聞いてどうするの?」と感じる質問を紹介したい。

「私が入社した場合の紹介手数料はいくらになるのでしょうか?」

ネット上などでは年収の何割が手数料になる、といった情報が出回っているので、わざわざ質問する意味もないと思うのだが、ごくまれにたずねてくる人もいる。質問されれば答えないわけにもいかない。ある程度の幅をもってお答えすることになるのだが、たまに「けっこう高いんですね」と驚く人もいる。

その中には「企業のWEBサイトの採用ページから直接応募すれば、手数料がかからない分、採用されやすくなるかもしれない」と考えて、実行する人もいるようだ。

これも一般論になるが、企業が重視するのは、一時的な採用経費よりも入社後数十年にわたって払い続ける給与の方だ。つまり、欲しい人材なら採用するし、欲しくない人材ならいくら採用時の経費が安くても採用しない。安いから採用するというのは、最悪の場合、企業が「使い捨てでもいい」と割り切っているポジションでしかないだろう。

個人では難しい条件交渉なども代行できる人材紹介会社利用のメリットを考えてもらえれば、紹介手数料などを気にする必要は全くないと改めて強調したくなるのだ。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

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