人事白書 2016
「同一労働・同一賃金」賛成派は51.1%、反対派は39.4%
賛成派が51.1%、反対派が39.4%と、賛否については二分
政府は現在、正規や非正規といった雇用形態などにかかわらず、仕事の内容に応じて賃金を支払う「同一労働・同一賃金」の指針策定を検討しているが、これについて賛否を聞いた。「賛成する」(14.1%)、「どちらかと言えば賛成する」(37.0%)と、賛成派は合わせて51.1%で、半数を占めている。それに対して、「反対する」(13.6%)、「どちらかと言えば反対する」(25.8%)」と、反対派は合わせて39.4%で、約4割となっている。「同一労働・同一賃金」の賛否については、大きく二分された格好。ちなみに、「わかならい」と態度を保留するケースも9.6%と、1割近くあった。
社会人経験年数の短い人は賛成派、長い人では反対派が多い
「同一労働・同一賃金」の賛否について、回答者の社会人経験年数別に結果をみると、社会人経験年数の短い人は賛成派、長い人では反対派が多いことがわかる。具体的には、社会人経験が5年以下では賛成派が実に83.3%に及び、6~10年でも55.8%となっている。それに対して、31~40年では反対派が43.5%、41年以上では57.2%に達している。
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<表記例> 出典:『日本の人事部 人事白書2016』 - 転載する場合は、必ず当社までお問い合わせください。
実施時期 | 2016年3月10日~3月23日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』会員 |
調査方法 | インターネット調査 |
回答数 | のべ4036社 4130人 |
回答者属性 | 企業の人事・経営者 (管理職(経営者・役員含む) 81.4%、非管理職 18.6%) |
質問数 | 164問 |
質問項目 | 1. 戦略人事 /2. 採用(新卒) /3. 採用(中途) /4. 育成(新入社員) /5. 育成(中堅・ミドルマネジャー) /6. 育成(経営人材) /7. 制度・評価・賃金 /8. 法改正 /9. ダイバーシティ /10. ワークスタイル・働き方 /11. テクノロジー活用 /12. 人事のキャリアと学び |
出典:「日本の人事部 人事白書2016」
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