【仕事探しに関するアンケート調査】仕事へのモチベーションがあがる評価は「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」
仕事へのモチベーションがあがる評価は「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」25.5%、「出勤状況や勤務態度」22.3%、「仕事を遂行する能力」21.4%
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2022年10月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
調査結果
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は29.3%
【応募件数の目安】
「よい条件の求人があればすべて応募したい」 が39.1%で最多、「2~5件」33.9%
正社員希望者は「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」が41.9%と高い傾向
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」71.6%、「社会保険に加入できるから」60.8%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」37.8%
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」61.2%、「生活との両立を図りたいから」36.2%、「興味のある仕事がパートまたはアルバイトでの募集だったから」25.0%
【仕事へのモチベーションがあがる評価】
「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」25.5%、「出勤状況や勤務態度」22.3%、「仕事を遂行する能力」21.4%、30代以下では「仕事の成果、結果」が28.6%と特に高い結果
調査結果の詳細(一部抜粋)
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は29.3%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかをきいた。
全体で29.3%が「はい」と回答し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていた割合は3割程度となった。
希望雇用形態別に影響の有無をみると、「正社員」では36.5%で、他の雇用形態希望者よりも高かった。
【応募件数の目安】
「よい条件の求人があればすべて応募したい」 が39.1%で最多、「2~5件」33.9%
正社員希望者は「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」が41.9%と高い傾向
求人に応募した人に、今回の求職活動期間の中で、求人に応募する件数の目安があるかどうかをきいた。全体では、 「よい条件の求人があればすべて応募したい」 が最も多く39.1%、次いで「2~5件」が33.9%、「1件だけ」が21.2%、「6~10件」が4.3%、「11件以上」が1.4%となった。「1件だけ」以外を選んだ割合は全体の8割弱となった。
希望雇用形態別にみると、「正社員」では、「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」の割合は41.9%となった。「パートまたはアルバイト」では「1件だけ」が25.0%、「2~5件」が35.6%で、応募件数に目安を設けて活動している人が多い。
仕事探しにおける新型コロナウイルス感染症の影響の有無別にみると、「感染症の影響あり」の人では応募を「1件だけ」に留める人が少なかった(15.8%)。
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」71.6%、「社会保険に加入できるから」60.8%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」37.8%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「将来にわたって安定して働きたいから」で71.6%、次いで「社会保険に加入できるから」が60.8%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が37.8%となっている。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「他の雇用形態よりも社会的な信用度が高いと思うから」が15.1pt、「他の雇用形態教育制度が充実していると思うから」が9.2pt、「自身のキャリアを維持・向上したいから」が6.2pt高くなった。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「将来にわたって安定して働きたいから」が8.5pt高くなった。女性の四分の三は安定した働き方を望んでおり、正社員=安定 のイメージが強いのかもしれない。
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」61.2%、「生活との両立を図りたいから」36.2%、「興味のある仕事がパートまたはアルバイトでの募集だったから」25.0%
求人に応募した、パートまたはアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」で61.2%、次いで「生活との両立を図りたいから」が36.2%、「興味のある仕事がパートまたはアルバイトでの募集だったから」が25.0%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「すぐに働き始めたかったから」が16.5pt、「一定期間で計画的に働けるから」が10.8pt、「気楽に働きたいから」が10.6pt高くなった。取り急ぎある一定の期間勤めたいと意向がうかがえる。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働きたいから」が24.9pt、「生活との両立を図りたいから」が11.1pt高くなった。収入や外で働ける時間を制限しなければならない状況でも、生活と両立して出来る職場を探している人が多いようだ。扶養の範囲内での就労を望む声は、特に男性との差があり、大きな特徴となっている。
【仕事へのモチベーションがあがる評価】
「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」25.5%、「出勤状況や勤務態度」22.3%、「仕事を遂行する能力」21.4%、30代以下では「仕事の成果、結果」が28.6%と特に高い結果
求人に応募した人に、会社の評価によって仕事へのモチベーションが高まるかどうかをきいた。全体では、「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」で25.5%、次いで「出勤状況や勤務態度」が22.3%、「仕事を遂行する能力」が21.4%となった。「会社の評価によってモチベーションが上がることはない」は5.5%で、9割以上の人は何かがきっかけで仕事へのモチベーションが高まることがあるようだ。
年代別にみると、「30代以下」では「仕事の成果、結果」が28.6%と特に高くなった。他の年代よりも「勤務年数や実務の経験年数」は必然的に少ないため、モチベーションにつながる人は少ないようだ。「40代」では13.2%が評価でモチベーションが上がらないとしていて、別のアプローチが必要なのかもしれない。「50代」では、「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」が28.4%と高くなった。「60代以上」では、「仕事を遂行する能力」と「出勤状況や勤務態度」が他の年代より高く24.1%だった。
調査・分析担当者のコメント
10月にコロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていた人は29.3%で、約3割となりました。2ヵ月連続で3割を下回っています。今回の調査では仕事へのモチベーションが上がる評価についてきいています。全体では「責任感や、積極性などの姿勢・意欲」が最も高く25.5%、次いで「出勤状況や勤務態度」(22.3%)となっています。年代別にみると、「30代以下」では「仕事の成果、結果」が28.6%でトップとなり、全体の平均とは異なる結果でした。世代や立場によって会社での役割や期待されていることが異なるので、ひとつの目安としてとらえていただければ幸いです。
調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で2022年10月1日~10月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2022年10月2日~11月5日
有効回答:345名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム / 11月25日発表・同社プレスリリースより転載)