セレンディピティとは――意味と例、コロナ禍でも偶然の発見に出会うためには 「セレンディピティ(Serendipity)」とは、偶然をきっかけに予想外のものを見つけ、価値を見出し、幸運をつかみ取ることを意味しています。語源は、3人の王子たちが優れた能力や才気によって、有益なものを偶然に発見するスリランカの童話『セレンディップ...
SDS法とは――その意味と、PREP法やDESC法などとの違いは? 「SDS法」とは、「Summary(要点)」→「Details(詳細)」→「Summary(要点)」の順に話を展開していくフレームワークのこと。文章やプレゼンテーションなどにおいて、聞き手・読み手の理解を促したいときに有効な表現手法です。類似のフレー...
ポライトネス理論の意味とは――敬語の使い分けで人間関係の距離を調整 「ポライトネス理論」とは、英単語の「ポライトネス(Politeness)」が意味する一般的な「丁寧さ」のことではなく、人間関係の距離を調整するための言語的な配慮のことをいいます。アメリカの言語学者であるペネロペ・ブラウンと、イギリスの社会科学者スティ...
石黒圭さんに聞く:「非対面コミュニケーション」の時代に人事が取り組むべきこととは 2020年4月以降、多くのビジネスパーソンがオフィスを離れ、対面での会話ができなくなったことで、オンラインでのチャットのやり取りなど「テキストによるコミュニケーション」の重要性が一気に高まりました。会って話せば難なく伝わることでも、テキストだけでは齟...
ホールパート法とは―全体像から話し始めることで相手に伝わりやすく 「ホールパート法」とは、最初に全体像を示した上で、話の各部分を説明していくコミュニケーション手法。「ホール(whole)」は全体、「パート(part)」は部分を表し、最後に結論に戻ることで伝わりやすい効果的なプレゼンテーションを目指すときに使われるフ...
ラポールとは-互いを信頼し合い、交流するためにはどうすべきか 「ラポール」とは関係性の状態を表す心理学用語で、互いを信頼し合い、無意識に感情の交流が自由にできるほど心理的安全性がある状態のことを指します。フランス語の「rapport」が語源で「架け橋」などの意味を持ちます。もとはセラピストとクライアントの関係性...
確証バイアスとは――意味と例、都合のいい情報だけを無意識的に集めない対策は 「確証バイアス」とは、認知バイアスの一種で、自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集めてしまい、反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする傾向のことをいいます。最初に思い込みがあると、多様な情報があっても、最初の考えを支持するような情報...
後知恵バイアスとは――意味と例、「そうだと思った」と考えてしまう心理的傾向 「後知恵バイアス」とは、物事が起きたあとで「そうだと思った」などと、まるでそのことが予測可能だったと考える心理的傾向のことをいいます。プロセスや戦略そのもの以上に、結果によって印象が左右されているのが、後知恵バイアスがかかっている状態です。実際の結果...
「正常性バイアス」とは――広い視野を持って備えることが大切に 「正常性バイアス」とは、予期せぬ事態に遭遇したときに「自分は大丈夫だろう」という先入観やバイアスが働き、正常の範囲だと思い込んでしまうことをいいます。心理学の用語で、社会心理学や災害心理学、医療用語としても使われています。
相手を尊重しながら主張する「DESC法」のコツとは? 「DESC法」とは、ポジティブなコミュニケーションを行うための方法で、率直で誠実な意見の伝え方を目指します。DESCは自分の意見を述べるための四つのプロセスの頭文字をとったもの。Dは「Describe」で客観的に事実を描写すること、Eは「Expres...
オンラインアバターが行動に影響 「プロテウス効果」とは 「プロテウス効果」とは、オンラインのコミュニケーションにおける自分を表すキャラクターの見た目などが、そのユーザーの行動特性や外向性に影響を与えることをいいます。例えば、オンラインゲームのアバターとして屈強な肉体を持つキャラクターを操る人には、ゲーム内...
トンネリング 「トンネリング」とは、心理学や行動経済学で使われる用語で、トンネルの中にいると外界が見えなくなるように、何かに集中しているがゆえに他のことに意識が回らなくなっている状態をいいます。トンネリング状態は、一つの物事に対する集中力は高まっているが、裏を返せ...
フィルターバブル 「フィルターバブル」とは、インターネットで、利用者の思想や行動特性に合わせた情報ばかりが作為的に表示される現象のことをいいます。サーチエンジンが、検索履歴や購買情報から行動パターンを学習することによって、利用者の志向に近い情報が優先的に表示され、望ま...
コンテクストとは――意味と例、ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化の違いは 「コンテクスト」(Context)は文脈、脈絡、状況と訳され、コミュニケーションの基盤となる文化の共有度合いといった意味で使われます。また、「ハイコンテクスト文化」とはコンテクストの共有性が高く、一つひとつ言葉で説明しなくても察し合うことでわかる文化...
非認知能力とは―成果に影響を与える「認知能力」以外の重要性 「非認知能力」とは、経済学や心理学で使われる言葉で、IQや学力テストなどの認知能力ではないもの全般をいいます。具体的には、誠実さや忍耐心、リーダーシップ、コミュニケーション能力など。その有無によって、仕事の成果や人生の行方に影響を与えるパーソナリティ...
立ち会議 「立ち会議」とは、文字どおり、参加者が立って行う短時間の会議や打ち合わせのこと。「スタンディング会議」「スタンドアップ・ミーティング」とも呼ばれます。あらかじめ会議室などを確保してメンバーを招集するやり方ではなく、必要な関係者が必要に応じてオフィスの...
バイト敬語 「バイト敬語」とは、アルバイト店員が多数を占める飲食店やサービス業において、しばしば接客時に用いられる特徴的な言葉遣いのことです。とくに、ファミリーレストランやコンビニエンスストアの店員がよく使うことから、「ファミコン言葉」とも呼ばれます。たとえば、...
心理的安全性(psychological safety)とは――「ぬるま湯」ではない、おさえておくべき意味を解説 「心理的安全性」とは、「サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)」を日本語に訳した心理学用語で、どのような言動をとっても拒絶されない状態のことを指します。米Google社が自社の生産性向上のために調査する過程で再発見した...
カルチュラル・インテリジェンス 「カルチュラル・インテリジェンス」(CQ)とは、文化の違いを超えて円滑にコミュニケーションを図る能力のことです。Cultural Quotientとも呼ばれ、IQ(知能指数)やEQ(感情指数)に倣ってCQ(文化指数)と略されます。企業が海外に進出し、...
トランスファラブルスキル 「トランスファラブルスキル」とは、ビジネスパーソンに求められる能力のうち、とくに転用・応用可能なスキルを指す言葉です。トランスファラブル(transferable)は「移動できる、持ち運べる」という意味で、会社や業種・業界、地域などを超えて移動しても...