人事白書調査レポート2020 採用
新卒採用の裁量には「人事部門の計画」が最も影響する
企業規模が大きいほど「人事部門の計画」が強い
新卒採用の裁量権に、何が強い影響を与えるのかを聞きました。まず、年間採用人数の計画については、「人事部門の計画」(48.8%)が半数近くを占めました。僅差で、「現場部門の希望」(40.2%)が続き、「採用予算」(11.0%)は1割強にとどまりました。従業員規模別で見ると、企業規模が大きいほど「人事部門の計画」がより強い影響を及ぼしていることがわかります。
候補者への内定出しも、「人事部門の計画」が半数を占める
候補者の内定出しについては、「人事部門の計画」(52.6%)が過半数を占め、「現場部門の希望」(41.9%)も4割を超えました。従業員規模別で見ると、501~1000人と1001~5000人、5001人以上の企業で「人事部門の計画」(それぞれ、61.5%、60.0%、57.1%)の割合が全体の数値よりも高く、企業規模が大きいと「人事部門の計画」が強い影響を及ぼしていることがうかがえます。
本誌ではさらに、裁量権と成果の関係性、中途採用における裁量などの調査結果を掲載!
実施時期 | 2020年3月16日~4月10日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 4,620社、4,783人(のべ) |
質問数 | 168問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.新しい人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書2020』
全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。