26卒学生「企業の印象が変化したインターンシップの特徴」を調査
印象が下がった理由、「会社の文化や雰囲気が合わない」が過半数
新卒スカウトサイト「Future Finder®」を運営する株式会社ジェイックは、2026年卒業予定の学生を対象に実施したアンケート調査「企業の印象が変化したインターンシップの特徴」*の結果を発表します。 (回答者158名、調査日2025年2月6日~4月22日)
*本調査における「インターンシップ」とは、オープン・カンパニーや短期・長期の就業体験など、学生が会社や仕事を知るために参加する、企業主催のプログラムを総括したものを指します。
■インターンシップ参加社数:複数社への参加が6割以上
「これまで何社のインターンシップに参加しましたか」と質問したところ、「4~6社」「参加していない」がそれぞれ22.8%、「2~3社」が19.6%、「10社以上」が15.2%、「1社」が13.3%、「7~9社」が6.3%となり、約8割がインターンシップに参加しており、6割以上が複数社のインターンシップに参加していることがわかりました。
■インターンシップへの参加後に、印象が下がった企業:「ない」が6割超
インターンシップ参加経験者に「インターンシップに参加したことで、印象が下がった企業はありましたか」と質問したところ、「ない」が63.9%、「ある」が36.1%となり、6割以上の学生が、印象が下がった経験がないことがわかりました。
■インターンシップ参加後に、企業の印象が下がった理由:
1位「就業体験等を通じて、会社の文化や雰囲気が合わないと感じた」(56.8%)
さらに、企業の印象が下がった経験がある方に「印象が下がった理由について、当てはまるものすべてを選択してください」と質問したところ、「就業体験等を通じて、会社の文化や雰囲気が合わないと感じた」が56.8%、「就業体験等を通じて、働いている社員を魅力に感じなかった」が40.9%、「提供された企業情報が分かりづらかった、魅力に感じなかった」が22.7%、「就業体験等を通じて、入社して働くイメージを持つことができなかった」が18.2%、「インターンシップ担当社員に魅力を感じなかった」が11.4%、「就業体験等のプログラム内容が求めているものではなかった」が9.1%、「開催時期や時間帯の設定が適切ではなかった」「その他」がそれぞれ0%となりました。
■企業の印象が上がったインターンシップの特徴(自由記述・一部抜粋)
最後に、インターンシップ参加経験者に「インターンシップに参加して、印象が上がったインターンシップの特徴を教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。
▼インターンシップの内容について
・短期間でも企業の業務内容に近いことを経験できた
・実際に仕事体験ができた
・OJT型のインターンシップで、実務経験を積むことができた
・実際に企業の現場をみることができた
・様々な事業分社を見学することができた
・オフィス見学ができ、企業について詳しく知ることができた
・グループワークが充実していた
・質疑応答が丁寧だった
・フィードバックをもらうことができた
・実際に働いている人の生の声を聞くことができ、気軽に質問もできた
▼社員・社風について
・社員同士のやり取りから社内の雰囲気がわかり、風通しの良い職場だと感じた
・会社の雰囲気がよかった
・社員が親切だった
・社員の人柄の良さを感じた
・インターンシップに参加している社員が多かった
▼人事について
・人事の方が好印象だった
・人事の方が話しやすかった
・人事の方の対応が丁寧過ぎずフランクだった
▼インターンシップの待遇について
・昼食が豪華だった
・有給のインターンシップだった
・懇親会があった
今回の調査結果について、8年以上新卒採用支援に携わっているFuture Finder®メディア事業部長の佐藤は、次のように述べています。
「今回の調査では、2026年卒業予定の学生の約8割がインターンシップに参加し、そのうちの半数以上が、『インターンシップ参加後に企業の印象が下がった経験がない』ことがわかりました。『印象が上がったインターンシップの特徴』にも多くの回答が寄せられたように、インターンシップは、新卒採用を行う企業にとって学生の志望度を高める絶好の機会といえるでしょう。一方で、インターンシップに参加した学生の3割以上が『企業への印象が下がった』と回答しており、その理由として、本来インターンシップを通じて魅力を伝えるべきとされる『会社の文化や雰囲気』『社員の魅力』が多く挙げられました。
特に就業体験ができるインターンシップは、学生が『自分がその企業で働く姿』をイメージし、早期の段階で企業との相性を見極める重要な機会です。学生がインターンシップに求める就業体験や、学生に伝えたい自社の魅力を整理しておくだけでなく、採用担当者は必要に応じて、インターンシップに関わる社員への目的理解や役割意識を促す教育・ガイダンスを行い、全社体制で学生が満足のいくインターンシップを提供できるように整備することが大切です。学生の志望度向上につながる、全社員から感じる誠実な対応と、質の高いインターンシップでの体験を通じ、学生が自社に対し信頼感と期待感を持って本選考に進んでもらえるインターンシップを行えるかが、その後の採用成功のカギをにぎります。」
株式会社ジェイック Future Finder®メディア事業部長
佐藤 裕康
ジェイック入社後、中途採用支援からキャリアをスタート。その後は、マーケティング部門の立ち上げ、組織マネジメントを経て、2016年にダイレクトリクルーティングと求人メディアの2つの特徴を併せ持つ新卒採用メディア「Future Finder®」の立ち上げを担当。2020年に同事業部の事業部長に就任。
【調査概要】
調査名称:「企業の印象が変化したインターンシップの特徴」についてのアンケート調査
調査対象:当社サービス「Future Finde®」に登録した2026年卒学生
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2025年2月6日~4月22日
回答者数:158名
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ジェイック/6月3日発表・同社プレスリリースより転載)
- 参考になった0
- 共感できる0
- 実践したい0
- 考えさせられる0
- 理解しやすい0
無料会員登録
記事のオススメには『日本の人事部』への会員登録が必要です。