2025年4月度 中途採用・転職活動の定点調査
- 2025年4月の中途採用実施率平均は41.5%で前月からやや減少
- 正社員の転職活動実施率は3.4%で前月からやや減少
株式会社マイナビは、全国の企業・個人を対象に実施した、「中途採用・転職活動の定点調査」の結果を発表した。
◆調査詳細
企業の動向
企業の動向
- 4月の企業の中途採用活動実施率は41.5%(前月比:0.2pt減、前年同月比:1.9pt減)
企業の中途採用活動実施率
2025年4月の企業の中途採用実施率は41.5%。前月比0.2pt減、前年同月比1.9pt減であった。2025年1月以降、3月までは増加していたが4月は微減の結果となった。
企業の中途採用活動実施率(業種別)
業種別にみると、中途採用実施率がもっとも高かったのは、「IT・通信・インターネット」で52.7%。次いで「メーカー」が46.3%となった。
個人の動向
- 4月の正社員の転職活動実施率は3.4%(前月比:0.3pt減、前年同月比:同)
個人の転職活動実施率
2025年4月の個人の転職活動実施率は3.4%で前月から減少。前月比0.3pt減、前年同月と同等の値となった。2025年も引き続き3%台で推移している。
個人の転職活動実施率(年代別)
転職活動実施率を年代別にみると、2025年4月は30代がもっとも高く4.5%、次いで20代で3.7%だった。
エンゲージメントに関する施策について【月次トピック】
- エンゲージメント(*1)向上施策の実施状況は「すでに実施している」が29.2%
- 転職をする際に企業がエンゲージメント向上施策に取り組んでいたら「応募/入社意欲が高まる」正社員は7割以上
企業向け調査
エンゲージメント向上施策の実施状況
エンゲージメント(*)向上施策の実施状況は「すでに実施している」が29.2%。未実施だが実施したいと思っている割合(「実施したいと思っており、検討している」+ 「実施したいと思っているが、検討できていない」)は46.9%となった。従業員規模が大きいほど実施している割合が高い。
*=エンゲージメント=従業員の企業への帰属意識や仕事へのやりがいの度合い
エンゲージメント向上に効果があった施策
エンゲージメント向上施策を実施している企業が、エンゲージメント向上に最も効果があったとしたのは「適切な人員配置」が最も高く51.4%、次いで「キャリア開発支援(新入社員研修、管理職研修等)」が47.3%となった。
個人向け調査
企業がエンゲージメント*の向上施策に取り組んでいることは応募/入社意欲にどのように影響するか
転職活動をする際に企業がエンゲージメント向上施策に取り組んでいることについて、「応募/入社意欲が非常に高まる」は41.1%、「やや高まるは31.0%」となった。
企業のエンゲージメント向上施策の中で好印象な施策
企業のエンゲージメント向上施策の中で好印象な施策単一回答では「休日制度や勤務時間の改善(残業削減等)」が最も高く24.5%、次いで「柔軟な勤務形態の導入(リモート等)」が16.3%と、ライフワークバランスを重視した施策が上位となった。
◆調査概要
内容:中途採用・転職活動の定点調査
調査期間 :企業…2025年5月1日~7日 個人…2025年5月1日~7日
調査対象 <企業調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人
・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人
<個人調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員
・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)
調査方法:外部パネルによるインターネット調査
有効回答数
<企業調査> 824件
<個人調査> 1,366件
※個人向け調査結果は、スクリーニング調査から算出した年代別の構成比を基にウェイトバックを行っており、調査結果の回答数はウェイトバック後の回答数を記載している
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中途採用
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