「採用対象」に関する調査
キャリア採用で特に採用したい年齢層、「20代後半~30代前半」が7割占める。経験が浅い「20代前半」より、一定程度の業務経験を積んだ若手を求める傾向
株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、「採用対象」に関するインターネットアンケートを実施しました。キャリア採用において、特に採用したい年齢層は「20代後半」が39.6%で最多。次いで「30代前半」が28.4%で続き、「20代後半~30代前半」が約7割を占めました。「20代前半」21.9%よりも、「30代前半」を採用したい企業が多い点は注目に値します。一方、20代対象のキャリア採用で求める経験については、「採用するポジションで活かせる経験を求める」が34.1%でトップ。2位の「同業界・同業種での経験を求める」26.0%を合わせると6割に上り、一定程度の業務経験を重視する企業が多いことも分かりました。経験が浅い「20代前半」よりも、ある程度の業務経験を積んだ若手を求める傾向が強いことが読み取れます。
【TOPICS】
(1)キャリア採用で特に採用したい年齢層は「20代後半~30代前半」が7割占める
(2)キャリア採用の対象となる年齢層も「20代後半」が最多、次いで「30代前半」
(3)20代対象のキャリア採用でも、一定程度の業務経験を重視する企業が6割
【調査の背景】
政府の方針により、2021年4月から、従業員数301名以上の大企業は、中途採用比率の公表が義務化されています。中途採用比率の公表義務化の背景には、就職氷河期世代の支援やシニア世代の再雇用もありますが、若手のキャリア採用を強化する企業も多い傾向です。企業が採用したいと考えている年齢層について、調査しました。
(1)キャリア採用で特に採用したい年齢層は「20代後半~30代前半」が7割占める
キャリア採用において、特に採用したい年齢層は「20代後半」が39.6%とほぼ4割で最多でした。次いで「30代前半」が28.4%で続き、「20代後半~30代前半」が計68.0%と約7割に上りました。「20代前半」の21.9%を合わせると89.9%で30代前半までが9割を占め、若い世代を採用したい企業が圧倒的に多いことが分かります。中でも「20代前半」よりも「30代前半」を採用したい企業が多い点は、今回の注目ポイントです。
(2)キャリア採用の対象となる年齢層も「20代後半」が最多、次いで「30代前半」
キャリア採用において、対象となる年齢層(複数回答可)は「20代後半」が86.4%で最多。次いで、「30代前半」81.7%、「20代前半」70.1%が続きました。
(3)20代対象のキャリア採用でも、一定程度の業務経験を重視する企業が6割
20代を対象にしたキャリア採用において求める経験については、「採用するポジションで活かせる経験を求める」が34.1%でトップ。2位の「同業界・同業種での経験を求める」26.0%を合わせると6割に上りました。「社会人経験を求める」は25.7%で、「社会人経験を問わない」は14.1%にとどまりました。一定程度の業務経験を重視する企業が多いことが分かります。
■調査概要
・調査期間:2025年3月24日~2025年4月16日
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:338社
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/5月13日発表・同社プレスリリースより転載)
- 参考になった0
- 共感できる0
- 実践したい0
- 考えさせられる0
- 理解しやすい0
無料会員登録
記事のオススメには『日本の人事部』への会員登録が必要です。