「コンプレイセンシー」とは? 現状に満足して改善を放棄すると企業文化に悪影響を及ぼす 「コンプレイセンシー(complacency)」とは、満足していて改善を望まない状態のことをいいます。辞書を引くと「自己満足」と出てきますが、目標を達成してそれ以上の改善・改良を望まない、というニュアンスを含みます。例えば、社内のシステムを検討すると...
9マスの正方形からアイデアを広げる「マンダラート」とは 「マンダラート」はアイデアを広げるための発想法で、3×3の9マスの正方形にテーマを書き込むことで思考を深めていきます。仏教の教えを模式的に示した絵図「曼荼羅(マンダラ)」と「アート」を掛け合わせた造語で、デザイナーの今泉浩晃氏によって考案されました。...
「見られている」状況が人をやる気にさせる? 「ホーソン効果」とは 「ホーソン効果」とは、自分が期待されていると感じ、それに応えようと行動することで、良い結果につながる現象のこと。米国シカゴにある電機メーカーのホーソン工場で、1924年から8年間にわたり行われた「ホーソン実験」によって発見された効果です。照明を明るく...
カタルシス効果とは――意味と例、心の中のもやもやを吐き出してスッキリするには 「カタルシス」とは、心の中にたまっていた言葉にならないもやもやした感情を、何かをきっかけに吐き出し、解放させること。さらに、それによって気分がすっきりし、不安や緊張などの症状がなくなることを「カタルシス効果」といいます。現在は心理学の用語として使われ...
自分のありのままを受け入れるセルフ・コンパッションとは メリットや身に付け方をご紹介 「セルフ・コンパッション」とは、あるがままの自分を受け入れること。コンパッションとは英語で思いやりのことで、直訳すると「自分に対する思いやり」という意味になります。2011年に米国テキサス大学のクリスティーン・ネフ氏によって『セルフ・コンパッション―...
テンプテーション・バンドリングとは 面倒なことと楽しいことをセットに 「テンプテーション・バンドリング」とは、気が進まない行為と、娯楽や誘惑物などをセットにすることで、その行為へのモチベーションを高める方法のことをいいます。テンプテーション(temptation)とは「誘惑」を、バンドリング(bundling)は「まと...
承認欲求が強いのは悪いこと? 仕事へのデメリットや気を付けるべき点 「承認欲求」とは、他人から認められたいと思う感情のこと。組織やマネジメントについて研究し、承認欲求について何冊も著書を持つ同志社大学政策学部の太田肇教授は、「承認欲求は、人間の欲求の中で最強といっても過言ではない」と述べています。
子供は、親の背中を見て育つ? ある実験結果から「大人が目標達成に向けて努力する姿を見せることによって、子のやり抜く力が醸成される可能性がある」ということがわかってきました。子どもたちは働く親の姿を見て、どのように感じているのでしょうか。「子供のキャリア観に関する調査」より紐解きま...
社員の成長に影響するグロースマインドセットとは 「グロース・マインドセット(Growth Mindset)」とは、自分の才能や能力は、経験や努力によって向上できるという考え方のこと。社会心理学、発達心理学を専門とするスタンフォード大学の心理学教授キャロル・ドゥエック氏によって提唱されました。グロー...
WOOPの法則とは――意味と例、目標を達成するためのステップを解説 「WOOPの法則」とは、目標達成を円滑にするプロセスについて提唱した法則です。アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士による20年以上にわたる研究の末に体系化されました。WOOPとは、「願望(Wish)」「結果(Outcome)」「障害(Ob...
セルフエフィカシーとは ~意味・高める方法などを解説 「セルフエフィカシー(self-efficacy)」は、日本語で自己効力感と訳されます。自分がある状況において適切な行動を遂行できるかどうかの認知のことを指し、カナダ人心理学者のアルバート・バンデューラが提唱しました。「求められる行動を遂行する能力を...
アクティブラーニングとは?メリットや実践方法、導入時の課題などを解説します 多様な価値観への対応、イノベーションを創出しやすい組織風土の構築など、企業が求める人材・組織のあり方は変化しつつあり、人材開発・育成の重要性が増しています。そうした中で、近年注目を浴びているのがアクティブラーニング。講師から受講者に向けて一方向的に指...
ラテラルシンキングとは ~ロジカルシンキングとの違い、考え方を解説 「ラテラルシンキング」とは、ものの見方の角度を変え、さまざまな視点から自由に発想する思考法のこと。「ラテラル(lateral)」とは「側面の」「横からの」「水平の」といった意味を持ち、日本語では水平思考とも呼ばれます。ラテラルシンキングの対にある思考...
ナッジとは|「NUDGES」の原則や例、活用するための「BASIC」フレームワークなどを解説 ナッジとは、人が自然に望ましい行動をとれるよう後押しする手法のことです。Nudgeには「そっと後押しする」という意味があり、強制や罰則ではなく、選択肢の提示や情報の提供などによって人々の自発的な行動変容を促します。行動経済学の枠組みから生まれた概念で...
ナラティブ・アプローチとは―意味と実践法、その効果を解説 「ナラティブ・アプローチ」とは、相談相手や患者などを支援する際に、相手の語る「物語(narrative)」を通して解決法を見出していくアプローチ方法です。1990年代に臨床心理学の領域から生まれましたが、現在では医療やソーシャルワークなどの分野でも実...
集中ボーナス 「集中ボーナス」とは、物事に取り組める時間の欠乏が、かえって集中力を高める効果のことをいいます。行動経済学者のセンディル・ムッライナタンとエルダー・シャフィールによる共著『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』(早川書房)の中で論じられまし...
ARCSモデル 「ARCS(アークス)モデル」とは、学習者の動機づけを高める方法をモデル化したもので、やる気を引き出すための四つの要素「Attention(注意喚起)」「Relevance(関連性)」「Confidence(自信)」「Satisfaction(満足)...
自己効力感 「自己効力感」(self-efficacy)は心理学用語の一つで、何らかの課題に取り組むときに困難な状況であっても、「自分は対処できる」と自分に対して確信、自信といったイメージが持てることをいいます。カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した...
自己奉仕バイアスとは――意味と例、生じる原因と抜け出すための対策は 「自己奉仕バイアス」(Self-serving bias)とは、成功したときは自分自身の能力によるものであり、失敗したときは自分ではどうしようもない外的な要因によるものだと思いこむ考え方です。例えば、試験の点数が良かったときは「自分は頭がいいから」と...
社員の「モチベーションアップ」のポイントがわかる記事7選 社員の「モチベーション」は、個人のパフォーマンスはもちろん、組織の状態にも影響を与える、非常に重要な要素の一つです。モチベーションをいかに高めるかが、企業の成長を左右する、と言っても過言ではありません。しかし、モチベーションは目に見えづらく、測定が難...