ジャーナリングとは――意味と集中力の高め方 「ジャーナリング」とは、自分の思考や感情を書き出していく手法のこと。昨今のマインドフルネスへの関心の高まりとともに、注目を集めています。「書く瞑想」とも呼ばれており、決められた時間中あるテーマについて書き続けることで、心を“今”に集中させることができ...
脳科学の視点から考える、社員の「主体性」の育み方 活躍する人材の要件の一つとして挙げられる「主体性」とは、そもそもどんなものなのでしょうか。また、社員の主体性を引き出したり、組織の中で主体性を持つ人材を増やしたりすることは可能なのでしょうか。玉川大学 脳科学研究所教授の松元健二さんにうかがいました。
職務特性モデルとは――意味とモチベーションに必要な要素 「職務特性モデル(Job Characteristics Model)」とは、仕事の特性が人のやる気を左右し、核心的な仕事に従事する人ほど、モチベーションが上がりやすいことを説明した理論のこと。米国ハーバード大学の組織心理学者J・リチャード・ハックマ...
期待理論――意味と従業員のモチベーションを上げる方法 「期待理論」とは、モチベーションが生じる過程や度合いについて説明した理論のこと。1964年、米国イエール大学の経営学・心理学教授であるビクター・H・ブルーム氏が、著書『仕事とモチベーション』でモチベーションが生じる過程を数式で表しました。目標や戦略が...
公平理論(エクイティ理論)とは――意味と人の行動特性を解説 「公平理論」はモチベーション理論の一つで、「投入量(Input)」に対して得られる「報酬(Outcome)」に他者と比べて不公平を感じたとき、その程度が大きいほど、不公平感を解消して公平に近づくような行動をとるという考え方です。J・ステイシー・アダム...
マクレランドの欲求理論とは――意味と欲求ごとの傾向を解説 「欲求理論」とは、人の行動は「達成欲求」「権力欲求」「親和欲求」「回避欲求」のうちいずれかの動機に基づいているという理論です。米国の心理学者デビッド・マクレランド氏が提唱しました。提唱された1976年当時は「達成」「権力」「親和」の3種類にまとめられ...
コンフォートゾーンとは――意味と成長に必要な環境を解説 「コンフォートゾーン(Comfort zone)」とは、快適な空間、居心地のいい場所を意味します。米国ミシシッピ大学ビジネススクール教授のノエル・M・ティシー氏は、成長に関する環境を三つに分類しました。コンフォートゾーン、ラーニングゾーン(ストレッチ...
ボアアウト(退屈症候群)とは――意味といきいき働くためのポイント 「ボアアウト(Bore out)」とは、主に仕事における物足りなさややりがいのなさにより、やる気を失ったり不安や悲しみを感じたりして、メンタルヘルスに支障をきたすことです。「退屈症候群」とも呼ばれます。物事への意欲がなくなり、慢性的に退屈さを感じるよ...
内発的動機づけとは|外発的動機づけとの違い、動機づけの方法 内発的動機づけとは、報酬や評価などの外部要因を受けずに、自身の内側から湧き上がる興味・関心や向上心などによって動機づけられている状態のことです。企業が成長し続けるためには、従業員が会社のパーパスやビジョンに共感したり、自らの仕事にやりがいを感じたりす...
心理的資本(Psychological Capital)とは――意味や人的資本との違いをわかりやすく解説 「心理的資本」とは、将来に希望を持ち、自ら目標を設定して物事に挑戦し、自律的に前に進んでいくことができる心の状態のこと。米国のネブラスカ大学名誉教授、フレッド・ルーサンス氏らによって提唱された概念です。心理的資本は、自己開発や自己成長を促すモチベーシ...
定型業務でも、やりがいは感じられる 従業員の「自律的モチベーション」を高める関わり方とは リモートワークが一般化し、働き方がますます多様になる中、従業員のモチベーションを維持・向上させることは企業にとって重要な課題です。中でも「定型業務」に従事する人のモチベーションについて人事担当者やマネジメント層が取り組むべきことを、ワーク・モチベーシ...
会議で発言が出ない、みんなの士気が低い……職場の心理的安全性をつくるにはー職場のモヤモヤ解決図鑑【第40回】 自分の中のアンコンシャスバイアスに気付いた志田さんは、より良いチーム作りのためメンバーに働き掛けますが、反応は思わしくありません。会議で発言が少なく、議論も活発ではない様子です。メンバーの話を聞くうちに志田さんが気付いたのは、チームに安心して発言でき...
クリエイティブアボイダンス(創造的回避)とは――意味と例をわかりやすく解説 「クリエイティブアボイダンス」とは、ある事柄に対してあれこれと言い訳を考え、回避すること。日本語では「創造的回避」と訳されます。仕事でもプライベートでも、何かに取り組もうとしてなかなか行動に移せないことがあります。そんなとき、「今週は忙しいから」「や...
覚醒水準とは――意味、ビジネスにおける例をわかりやすく解説 「覚醒水準」とは、心理学の用語で、パフォーマンスの高さに関わる緊張・興奮状態のレベルのこと。パフォーマンスを発揮するためには、作業に見合った適度な刺激や緊張が必要です。覚醒水準が上がると、心拍数が高くなって筋肉や脳に流れる血流が増し、比例するようにパ...
防衛的悲観主義とは――意味と例をわかりやすく解説 「防衛的悲観主義」とは、物事を悪いほうに考えることで、悪い状況を回避しようと努力し、その結果成功につながるという考え方。1980年代から心理学領域で使用されている概念です。アメリカの心理学者ジュリー・K・ノレム氏の著書「The Positive Po...
クオーターライフ・クライシスとは――意味、陥らないために考えるべきことは 「クオーターライフ・クライシス」とは、人生の4分の1が過ぎた20代後半から30代にかけて訪れる、人生について思い悩み、幸福感が低迷する時期のこと。一人前の大人に移行していく一方で、社会からは認められていないと感じる焦燥感から起こるジレンマとして、多く...
ダニング=クルーガー効果とは――その意味と自らを過大評価しないための対策は 「ダニング=クルーガー効果」とは、認知バイアスの一種で、能力の低い人ほど自らを過大評価してしまう傾向のこと。自分の能力をメタ認知できず、全体のなかでの自らの適格性を正しく査定できないことにより生じるもので、米国コーネル大学のデイヴィッド・ダニングとジ...
リフレーミングとは――視点を捉え直すことで別の見方が可能に 「リフレーミング」とは、理想的な状態に向かうために、ものごとを認知する枠組みを別の枠組みで捉え直すことをいいます。枠組みは英語で「Frame(フレーム)」、そのフレームを改めることから「Reframing(リフレーミング)」と呼ばれます。もともとは心...
認知的不協和とは―その理論と仕事の場面での向き合い方を解説 「認知的不協和」とは、自分の中に矛盾する二つの認知を抱えたときに生じる、居心地の悪さや不快感を表す心理用語です。アメリカの心理学者である、レオン・フェスティンガー氏によって提唱されました。認知的不協和から起こる不快感によって、人は自らの態度や行動を変...
自己肯定感とは―自己効力感との違いや、高い人の傾向を解説 「自己肯定感」とは、自分自身を受け入れ、尊重し、ポジティブに捉えることができる感情のことをいいます。他者と比較して何ができるか、何を持っているかなどで優劣を決めるのではなく、評価や成果の有無にかかわらず自分軸を持ち、そのままの自分を受け入れます。自己...