ナッジとは|「NUDGES」の原則や例、活用するための「BASIC」フレームワークなどを解説 ナッジとは、人が自然に望ましい行動をとれるよう後押しする手法のことです。Nudgeには「そっと後押しする」という意味があり、強制や罰則ではなく、選択肢の提示や情報の提供などによって人々の自発的な行動変容を促します。行動経済学の枠組みから生まれた概念で...
ナラティブ・アプローチとは―意味と実践法、その効果を解説 「ナラティブ・アプローチ」とは、相談相手や患者などを支援する際に、相手の語る「物語(narrative)」を通して解決法を見出していくアプローチ方法です。1990年代に臨床心理学の領域から生まれましたが、現在では医療やソーシャルワークなどの分野でも実...
集中ボーナス 「集中ボーナス」とは、物事に取り組める時間の欠乏が、かえって集中力を高める効果のことをいいます。行動経済学者のセンディル・ムッライナタンとエルダー・シャフィールによる共著『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』(早川書房)の中で論じられまし...
ARCSモデル 「ARCS(アークス)モデル」とは、学習者の動機づけを高める方法をモデル化したもので、やる気を引き出すための四つの要素「Attention(注意喚起)」「Relevance(関連性)」「Confidence(自信)」「Satisfaction(満足)...
自己効力感 「自己効力感」(self-efficacy)は心理学用語の一つで、何らかの課題に取り組むときに困難な状況であっても、「自分は対処できる」と自分に対して確信、自信といったイメージが持てることをいいます。カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した...
自己奉仕バイアスとは――意味と例、生じる原因と抜け出すための対策は 「自己奉仕バイアス」(Self-serving bias)とは、成功したときは自分自身の能力によるものであり、失敗したときは自分ではどうしようもない外的な要因によるものだと思いこむ考え方です。例えば、試験の点数が良かったときは「自分は頭がいいから」と...
社員の「モチベーションアップ」のポイントがわかる記事7選 社員の「モチベーション」は、個人のパフォーマンスはもちろん、組織の状態にも影響を与える、非常に重要な要素の一つです。モチベーションをいかに高めるかが、企業の成長を左右する、と言っても過言ではありません。しかし、モチベーションは目に見えづらく、測定が難...
グリットの意味とは―才能・IQ・学歴ではない社会的成功の要素 「グリット」(grit)とは、「困難にあってもくじけない闘志」「気概」「気骨」などの意味を表す英語で、成功者に共通の心理特性として近年注目されている、「やり抜く力」のことです。心理学者でペンシルヴァニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が、「...
ジョブ・クラフティングとは――実践法を解説 「ジョブ・クラフティング(Job Crafting)」は、従業員一人ひとりが仕事に対する認知や行動を自ら主体的に修正していくことで、退屈な作業や“やらされ感”のある仕事を“やりがいのあるもの”へと変容させる手法のこと。会社や上司の指示・命令ではなく、...
上田信行さんインタビュー| 楽しく働き、成長することができる「プレイフル」な学び方・働き方とは?(後編) 『前編』では、「プレイフルカンパニー」を実現するために、どのような対応を取ればいいのか、「学びのモデル」や「四つのP」など、その考え方を中心にお話を伺いました。『後編』は具体的な方法論について、詳しくうかがっていきます。
上田信行さんインタビュー| 楽しく働き、成長することができる「プレイフル」な学び方・働き方とは?(前編) 近年、企業における学びのあり方や個人のワークスタイルが、大きく変化しています。そうした中、ユニークなワークショップやラーニングデザインで知られる同志社女子大学の上田信行教授は、「プレイフル」という概念を生み出し、仕事をより楽しみながら学びを促していく...
「認めとやる気」~働きぶりを評価して、きちんと相手に伝えよう~ 働きぶりを評価して、これを賃金に反映させる「評価制度」の導入が、モチベーションや定着率の向上に有効であることは、過去のパートタイマー白書の調査結果に表れています。しかしながら、きちんとした評価基準を作るには時間や労力がかかります。すぐに評価制度を取り...
学習性無力感 「学習性無力感」とは、米国の心理学者マーティン・セリグマンが1967年に発表した概念で、抵抗することも回避することも困難なストレスに長期間さらされ続けると、そうした不快な状況下から逃れようとする自発的な行動すら起こらなくなる現象をいいます。セリグマン...
組織の活性化、従業員のモチベーションを向上させる「表彰制度」(後編) 『前編』では「表彰制度」が求められている背景と実施状況、制度導入と運用のポイントについて見てきた。続く『後編』は、近年話題となったいくつかのユニークな「表彰制度」の事例を通して、その特徴と期待される効果・効用を紹介していくことにする。
組織の活性化、従業員のモチベーションを向上させる「表彰制度」(前編) 「人事制度」にはメインとなる賃金・評価とは別に、サブシステムとして、組織の活性化・従業員のモチベーション向上につなげるためのいくつかの制度がある。「表彰制度」はその代表格の一つだが、そのあり方は多岐に渡っている。果たして、「表彰制度」にはどのようなも...
ストレッチ 「ストレッチ」とは、「引き伸ばし」という意味で、個人や組織の成長を促進するために、手を伸ばせば届くレベルではなく、背伸びをしないと届かない高い目標をあえて設定し、その実現に取り組むことをいいます。ストレッチによる人材育成では、現状と目標の間のギャップ...
インタビュー:小笹芳央さん(株式会社リンクアンドモチベーション) リンクアンドモチベーション代表の小笹芳央さんに、モチベーションに着目したビジネスを創業した経緯をはじめとして、モチベーションをテーマとした事業活動の内容や、モチベーションに関するさまざまな問題や今後のあり方、人材業界に対する考え方などについて、お話を...
ピグマリオン効果 「ピグマリオン効果」とは、「人は他者に期待されるほど意欲が引き出されて、成績が向上する」という状況を示す教育心理学の法則のひとつ。キプロス島の王ピグマリオンが自分で彫った象牙の女性像を愛し続けた結果、彫像が本物の人間の女性になったというギリシア神話に...
リフレクションとは――意味、人材育成分野における「内省」の重要性は 日本語で「内省」の意。人材育成の分野における「リフレクション」(reflection)とは、個人が日々の業務や現場からいったん離れて自分の積んだ経験を「振り返る」ことを指します。過去に起こった出来事の真意を探り、その経験における自分のあり方を見つめ直...
ポジティブ心理学 「ポジティブ心理学」とは、1998年、当時の米国心理学会会長だったペンシルベニア大学心理学部教授のマーティン・E・P・セリグマン博士によって創設された新しい学問で、個人の人生や個人の属する組織、社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目...