結婚・出産を機に退職した女性の再就職を大学が支援
結婚や出産を機に仕事を辞めた女性の再就職を、大学が支援するプロジェクトが高い就職率を上げている。関西学院大学や日本女子大学などで開講。受講期間や講義内容は大学によってさまざまだが、ビジネスに関する技術を学びながら、就職への意識を高めていくことができる点で共通する。単に資格や技術を取得するのではなく、考える力を養い、実務につなげることを目的としていることが大きな特徴だ。
大学で学ぶことにより、ブランクのある女性もスムーズに仕事に就くことができる。企業にとっては、優秀な人材を採用できるチャンスとも言えるだろう。大企業を中心に育児休業や短時間勤務などの両立支援施策が広がりつつあるが、結婚・出産を機に離職する女性社員は依然として多いのが実情であり、今後の展開が注目される。
(『日本の人事部』編集部)