ローソン、健康診断を受診しない社員の賞与減額制度を開始。
社員の健康意識向上が目的。
全国にコンビニエンスストアを展開する、株式会社ローソン(東京・品川区)は、社員の健康をサポートする制度の一環として、健康診断を受けない社員とその上司の賞与を減額すると発表した。社員の健康への意識を向上させ、より生き生き働ける環境づくりを目的とする。
社員の定期健康診断受診は労働安全衛生法により義務付けられているが、同社社員の2011年度の健康診断受診率は83.6%。多忙などを理由に受信していない社員がいる。新制度では、最大で3度の受診通知を無視し、1年間受診がなかった場合に、翌年度の賞与が一時的に本人15%、その上司も10%の減額となる。(朝日新聞)
健康診断の受診の有無が賞与を変動させる制度は珍しい。このような思い切った取り組みが受診率の向上や社員の健康への意識向上にどのように影響するのか、多くの人事担当者の耳目を集めている。
(『日本の人事部』編集部)