「リモート勤務」に関するアンケートを実施
8割近い学生、リモート勤務制度がある企業は「志望度が上がる」。優先度は「最優先ではないが重視」が最多。「出社基本でリモートはあったら嬉しい」の声
株式会社学情は、2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「リモート勤務」についてインターネットアンケートを実施しました。リモート勤務制度がある企業は「志望度が上がる」と回答した学生が8割近くに上りました。「柔軟な働き方ができて生活と仕事のバランスを取りやすくなる」「通勤時間が短縮され、他のことに使える時間が増える」「社員の生活のことを考えている会社だと思える」といった声が上がっています。フルリモートや居住地自由の企業についても「志望度が上がる」との回答が7割強でした。ただ、リモート勤務制度の有無をどの程度重視するかについては「最優先ではないが重視する」42.9%が最多で、「働きやすくなるが仕事の内容やチームとの連携の方が重要」「出社が基本でリモートはあったら嬉しいという感じ」といった声が寄せられました。
【TOPICS】
(1)リモート勤務制度がある企業は「志望度が上がる」と回答した学生が8割近く
(2)フルリモートや居住地自由の企業は「志望度が上がる」との回答は7割強
(3)リモート勤務制度の有無は、就活で「最優先ではないが重視する」が最多の4割強
【調査の背景】
コロナ禍を機にリモート会議やオンライン商談が一気に普及しました。フルリモートや居住地自由など出社しない働き方を取り入れる企業も話題になりましたが、コロナ禍が収束すると一転、「リアル」の価値が見直され、オフィス回帰の動きが目立っています。2027年卒の学生は「リモート勤務」をどのように捉えているか、アンケートを実施しました。
(1)リモート勤務制度がある企業は「志望度が上がる」と回答した学生が8割近く
リモート勤務制度がある企業の志望度について尋ねたところ、「志望度が上がる」と回答した学生が33.2%に上りました。「どちらかと言えば」を合わせると計77.5%となり、8割近くを占めました。「柔軟な働き方ができて生活と仕事のバランスを取りやすくなる」「通勤時間が短縮され、他のことに使える時間が増える」「社員の生活のことを考えている会社だと思える」といった声が上がりました。
(2)フルリモートや居住地自由の企業は「志望度が上がる」との回答は7割強
フルリモートや居住地自由の制度がある企業については「志望度が上がる」との回答が33.2%で、「どちらかと言えば」を合わせると計72.6%に上りました。「自分の生活スタイルや体調に合わせて柔軟に働ける点に魅力を感じる」「親の介護で地元に戻る可能性がゼロではないので」といった声が上がりました。一方で「普通に出社したい」「完全リモートの場合は仕事上の悩みや困りごとを気軽に相談できる体制があるかどうかも重視したい」「居住地自由なら実家を出るタイミングを失いそうだし、フルリモートは仕事のモチベーションが下がる」といった声もありました。
(3)リモート勤務制度の有無は、就活で「最優先ではないが重視する」が最多の4割強
就職活動においてリモート勤務の有無をどの程度重視するかを尋ねたところ、「最優先で重視する」は11.4%にとどまり、「最優先ではないが重視する」42.9%が最多でした。「働きやすくなると感じるが仕事の内容やチームとの連携の方が重要なので、リモート勤務の有無だけで判断することはない」「出社が基本でリモートはあったら嬉しいという感じ」といった声が寄せられました。
■調査概要
調査期間:2025年6月30日~2025年7月13日
調査機関:株式会社学情
調査対象:スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス(※2025年3月1日より、あさがくナビからブランドリニューアル)」へのサイト来訪者
有効回答数:289件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 /2025年8月18日発表・同社プレスリリースより転載)
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