「職場のハラスメント」に関するアンケート
約8割が職場でハラスメントを感じたことがある
ハラスメントを感じた相手 1 位は上司、内容 はパワハラ
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職 type 』にて、女性 677 名を対象に 「職場のハラスメント 」 についてアンケートを実施しました。
<調査結果抜粋>
★職場でハラスメントを感じたことがある人は76.8%
★ハラスメントの内容は、「パワハラ」が1位、次いで「セクハラ」
★ハラスメントを感じた相手、1位は「上司」
★ハラスメントについて相談しても、改善した人は2割弱。改善しなくても半数が我慢
★ハラスメントをなくすために必要なことは「上司の理解、対応力」 約8割が職場でハラスメントを感じたことがある
【Q.1 職場で感じたことのあるハラスメントは?】
『女の転職type』会員にハラスメントについて聞いてみたところ、76.8%の人が何らかのハラスメントを感じたことがあると回答しました。感じたことのあるハラスメントを聞いてみると、1位「パワハラ(パワーハラスメント)」58.1%、2位「セクハラ(セクシャルハラスメント)」36.6%、3位「モラハラ(モラルハラスメント)」35.0%という結果になりました。
【Q.2 ハラスメントを感じた相手は?】
Q.1で何かしらのハラスメントを感じた人に、誰から感じたかを聞いてみると、圧倒的に多かったのが「上司」85.8%、次いで「同僚」39.8%、「社長」14.9%となりました。その他のコメントでは「グループ会社の社員」や「お客様」などがありました。
【Q.3 ハラスメントについて誰かに相談した?】
ハラスメントについて誰かに相談したか聞いてみると、「同僚」37.1%が1位、次いで「誰にも相談していない」30.2%が2位でした。その他のコメントとしては「派遣会社の営業担当」や「労働基準監督署」などの回答がありました。
【Q.4 相談した結果、状況は改善した?】
ハラスメントについて誰かに相談した結果、状況が改善したかを聞いてみると、「改善した」「やや改善した」と答えた人は2割に満たず、「改善しなかった」81.9%が圧倒的に多い結果となりました。
【Q.5 相談しても状況が改善されず、どうした?】
Q.4 で「改善しなかった」を選んだ人に、その後どうしたかを聞いてみると、1位「我慢した」50.3%、2位「退職した(退職予定)」41.1%、3位「転職した(転職予定)」26.9%となりました。その他のコメントとしては「パワハラに言い返せるくらい仕事ができるようになった」「冷めた目で会社と付き合っている」などがありました。
【Q.6 自分がしてしまったかも?というハラスメントはある?】
一方で、自分が職場でしてしまったかもしれないハラスメントがあるかどうかを尋ねてみると、13.6%の人がハラスメントをしてしまった(可能性がある)と回答。その他には「無自覚に他人を傷つけている可能性はある」というコメントも目立ちました。
【Q.7 ハラスメントが起きてしまう原因は?】
職場でハラスメントが起きてしまう原因について聞いてみると、1位「個々人の価値観の違い」74.0%、2位「世代による価値観の違い」66.3%、3位「ハラスメントへの理解不足」51.3%となりました。ハラスメント加害者本人の意識や知識不足に問題があると考えている人が多いことがわかります。
【Q.8 ハラスメントをなくすために必要なことは?】
ハラスメントをなくすために必要だと思うことを聞いてみると、1位「上司の理解、対応力」68.5%、2位「相談しやすい窓口の整備」63.2%となり、6割以上の人が回答しています。3位、4位は僅差で「ハラスメントに関するガイドラインの作成・周知」43.7%、「ハラスメントに関する研修の実施」43.1%が続いています。その他のコメントとしては、「労働基準監督署の指導」や「人事の定期的なフォロー」など、第三者による指導やサポートが必要だと感じている人が多いことがわかりました。
【各ハラスメントについて】※以下と定義してアンケートを実施
セクハラ:相手に不快感を与える性的な嫌がらせ
パワハラ:職場の上下関係を利用した嫌がらせ
マタハラ:妊娠中、出産間近、子育て中の女性に向けた嫌がらせ
モラハラ:相手の人格を否定したり、価値観を無視したりする行為。上下関係にかかわらない精神的な暴力
ジタハラ:労働時間の無理な短縮の強要、残業を許可しないなどの行為
アルハラ:お酒に関する強要・嫌がらせ行為
スメハラ:体臭、口臭、強すぎる香水などニオイにまつわるハラスメント
■調査内容:第49回「ハラスメント、感じてる?」/データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2022年3月28日~4月8日
・有効回答数:677名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社キャリアデザインセンター / 4月26日発表・同社プレスリリースより転載)