企業の人事担当者412名に聞いた「社員研修とリスキリングに関する意識調査」
企業向け研修事業等を展開する株式会社リカレント(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田航)は、この度、企業の人事担当者412名を対象とした「社員研修とリスキリングに関する意識調査」を実施しました。主な調査結果は以下の通りです。
=調査結果トピックス=
<リスキリングに関する意識調査>
■「リスキリング」というワードを意味まで理解している人事担当者は23.3%にとどまる結果に。
・企業が今後必要となる仕事上のスキル・技術を、再教育で社員に身につけさせることを指す「リスキリング」というワードを「意味まで理解している」人は23.3%。「知らなかった」が42%に上る結果に。
■実に7割超の人事担当者が、自社のリスキリングの必要性を意識。
・リスキリングの意味を理解した上で、自社に必要かを尋ねたところ、「現時点で必要性を感じている」「将来的には必要だと思う」あわせ71.6%が必要性を感じているという結果に。
■リスキリングにすでに取り組んでいる企業は16.7%だが、「準備中」「検討中」まで含めると61.6%に。社内の人材難?取り組んでいるリスキリングの内容トップは「中途採用者の育成」
・自社の社員のリスキリングに「すでに取り組んでいる」との回答は16.7%にとどまったものの、「取り組む準備をしている」「検討している」を加えると61.6%が取り組みに向けて動き出しているという結果に。
・必要性を感じているのに、検討段階以下にとどまっている理由、トップは「社員の業務時間に余裕がない」。
■自社のDX化、およびデジタル人材の育成ともに、「取り組んではいるが思うように進んでいない」の回答が「取り組んでおり実際に進んでいる」を上回り、その難しさが浮き彫りに。背景にはDX研修の実施率の低さも影響!?
<社員研修の実施状況調査>
■直近1年間の研修実施状況、トップは「新入社員研修」。従業員100名以下の企業の2割が研修実施なし。
■人事が「最も成果を出すのが難しい」と考える研修は「管理職研修」。
・実施している研修の中で「最も力を入れている(重要視している)」研修は「新入社員研修」。一方、「最も成果を出すのが難しい」研修は「管理職研修」という結果に。
・「研修による育成がうまくいっている」と考える割合も、「管理職研修(47.2%)」が最も低い結果に。
■コロナ禍の影響により、多くの研修において予算減が予算増を上回るなか、DX研修は1/4超が予算増。
・実施している研修においてコロナ禍の影響を尋ねたところ、多くの研修で「予算が増えた」ケースより「予算が削減された」ケースが上回るなか、「DX研修」は「予算が増えた」という回答が26.9%で上回る結果に。
■従業員数1000超の企業でも、人材教育を経営戦略の中に位置づけ戦略的に実施されているのは1/3程度。
・「中長期的な人材育成プランが階層別に細かく設定された上で研修等の教育が計画的に行われている」と回答した企業は、従業員数1000名以上の企業でも33.9%という結果に。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リカレント / 9月30日発表・同社プレスリリースより転載)