立教大学とパーソルグループ、人と組織の課題解決のために連携。経営学研究科が日本初となる「リーダーシップ開発コース」を開設
立教大学大学院経営学研究科(東京都豊島区、研究科委員長:山口和範)と、総合人材サービスのパーソルホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:水田正道)ならびにパーソル総合研究所(同上、代表取締役社長:渋谷和久)は、経営学研究科が2020年4月に開設する日本初の「リーダーシップ開発コース」の運営にあたり、連携することを発表いたしました。
<1.開設の背景・目的:立教でのリーダーシップ教育の蓄積を土台に、組織における「次世代のリーダーシップ開発」を担う人材を育成>
グローバル社会に不可欠なのは、新しい形のリーダーシップ
多様な価値観や背景を持つ人々が協働するグローバル社会では、チーム全員の強みを引き出し、組み合わせ、目標を達成する「次世代のリーダーシップ」が一人ひとりに求められます。権限やカリスマ性を持つ一部の人が組織を牽引する旧来型のリーダーシップイメージとは異なる、こうした力を備えた人材の育成は企業・組織における喫緊の課題となっています。
「一人ひとりがリーダーシップを発揮できる組織づくり」を牽引する人材を輩出し、社会課題の解決を目指す
2006年に開設した本学経営学部では、学部の全学生を対象に、この新たなリーダーシップを養うための教育プログラムを推進し、社会から高い評価を受けてきました。新コースではそのノウハウを生かし、「次世代のリーダーシップを備えた人材を養成する人材開発・組織開発の施策立案」をできる高度専門人材を育成。人手不足、リーダー不足といった社会課題の解決に貢献する「人づくり・組織づくりのプロフェッショナル」を輩出します。
<2.新コースの特色:社会人を対象に、「人づくり・組織づくり」 に特化した実践力を養うカリキュラムを提供>
経営学研究科 経営学専攻 リーダーシップ開発コース 4つの特色
① 経営学に基づく「人づくり・組織づくり」の専門科目を重点的に学修
ビジネスの諸分野を包括的に学ぶ従来のMBAコースとは異なり、経営学を基盤とした「人づくり・組織づくり」に特化した専門科目を重点的に学修。業種や役職を問わず、あらゆる現場の人材開発・組織開発に生かせる高度な専門性を養います。
② 必修で着実に学ぶ「コースワーク制度」を導入
大部分の科目を必修として設置し、体系的に学ぶコースワーク制度を導入するほか、ゼミ・研究室は設けず全教員が連携して指導にあたります。構造化されたカリキュラムときめ細かな指導体制により、段階的かつ着実に知識・スキルを修得します。
③ リーダーシップ開発に関する学術的・実践的な知識・スキルを養成
入学後に取り組む「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト研究」、修了要件となる「リーダーシップ・ファイナル・プロジェクト研究」では、リーダーシップ開発に必要なスキルを実践的に学びます。「プロジェクトに始まり、プロジェクトに終わる」カリキュラムのもと、学術的な知識と実践的スキルの両方を身に付けます。
④ 社会人が学びやすい環境を整備
新コースの対象は、社会人です(※1)。社会人が無理なく受講できるよう開講日時に配慮し、オンデマンド授業も順次導入予定。履修やキャリアの相談に応じるラーニングファシリテーターも配置します。
(※1)立教大学経営学部の5年間一貫プログラムの学生は対象。
■パーソルグループとの連携で、より実務的・発展的な学びを拡充
パーソルグループは「人と組織の成長創造インフラへ」をビジョンとして掲げ、人材・組織に関する社会課題の解決を目指しています。そうした姿勢と新コースの趣旨が合致したことから、立教大学との連携に至りました。初年度は、寄附講座2科目(「戦略的人的資源管理(必修)」「戦略的人事実務論(選択)」)の開講を予定しています。また、パーソルグループの知見を活かし、カリキュラム全体に実務家の視点を取り入れることで、より実践的・先端的な学修・研究を推進していきます。
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルホールディングス株式会社 https://www.persol-group.co.jp/ /7月1日発表・同社プレスリリースより転載)