78%の受講者に年齢バイアスが存在。シニアより若者に対して良い印象を持つバイアスは受講者の70%~管理職向けe-learningツール「ANGLE」データ分析:チェンジウェーブ
組織・経営変革や人材育成へのアドバイザリーを行う株式会社チェンジウェーブ(本社:東京都港区、代表取締役:佐々木裕子)は、ダイバーシティ推進企業の戦略的人事に寄与すべく、管理職向けe-learningツール「ANGLE」の受講者データを分析、以下に発表します。
回答結果によれば、7割以上の管理職がシニアに対するバイアスを持ち、無意識下に業務範囲を狭めている可能性があります。
■「総論賛成、各論では・・・無意識バイアスが機会提供に差を生じさせる」
企業の管理職560名が回答したセルフチェックでは
「年齢・性別を問わず、実力次第で登用すべきである」と回答した人は91% にのぼります。
しかし、「新規事業開発責任者の採用」という具体的な場面になると
「25歳の候補者を採用する」にYESと答えたのは82%、
「55歳の候補者を採用する」76%、
「18歳の候補者を採用する」は42%と、候補者の年齢によって違いが見られました。
しかも、18歳の候補者を採用すると答えた人の中でも半分以上は「答えに迷った」としています。
「多様な個が年齢・性別を問わず活躍すべきである」と考えていても実際には判断を迷う、または無意識のうちに判断を変えてしまうことが見てとれます。
受講者からは
◆関係ないと思っていたが、実は年齢を判断基準にしている。18歳は想定していなかった。
◆若い人に対してはポジティブな印象を持っているものの、10代では社会的に通用しないという思い込みがある。
◆年齢が高い人は組織に貢献できないという意識があることに気づいた
◆年下の上司に対して受け入れがたい気持ちがあると気づいた
など、自分自身でも意外だと思う気づきがあったというコメントが寄せられました。
これが、無意識バイアスの存在です。
■約8割に年齢バイアスが存在 若者に対して良い印象が強い
年齢バイアスは78% の受講者に見られました。
うち、シニアより若者に対して良い印象を持つバイアスは受講者の70%、
若者よりシニアに対して良い印象を持つバイアスは8%です。
受講者からは「個人のスキルというより、年齢を基準に業務を決めている」というコメントが多く見られたほか、下記のような回答が得られました。
【シニア世代に対する無意識バイアス】
◆中高年になると仕事へのモチベーションが低くなる
◆年上は環境変化に対応しにくく、扱いが難しい。ブレストに加えにくい。
◆現場やデジタルリテラシーが必要な仕事は頼みにくい
【若者に対する無意識バイアス】
◆間違いが起きると若手の責任ではないかと考えてしまう
◆若手は社内行事などに積極的に参加すべきだと思ってしまう
※「ANGLE」の詳細はこちらをご覧ください
<お問い合わせ先>
株式会社チェンジウェーブ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社チェンジウェーブ http://changewave.co.jp/ /9月14日発表・同社プレスリリースより転載)