【ヨミ】フィッシャテツガク フィッシュ哲学

「フィッシュ哲学」とは、アメリカ西海岸・シアトルのさびれた魚市場がこれを導入したことで見事に復活したという実話で知られる、人材マネジメントの手法です。「仕事を楽しむ」(Play)、「人を喜ばせる」(Make Their Day)、「注意を向ける」(Be There)、「態度を選ぶ」(Choose Your Attitude)という四つの行動原理を意識して実際の仕事に取り組むのがフィッシュ哲学の基本。シンプルで実践しやすいことから、組織の活性化や社員のモチベーションアップの秘訣として、ビジネスだけでなく、医療や福祉、教育などさまざまな職場で採用されています。
(2015/4/8掲載)

フィッシュ哲学のケーススタディ

3K職場を蘇らせた四つのマインド
日本では医療現場で働く人を活性化

「フィッシュ哲学」が生まれたのは、アメリカ西海岸シアトルに実在する「パイク・プレース・マーケット」という魚市場です。魚介類をキャッチボールのように放り投げて客に渡すパフォーマンスが有名な、地元屈指の人気スポット。従業員が客と一緒になって楽しむ、底抜けに明るい光景からは、かつてそこが倒産寸前で、単調な仕事に誰もが疲弊していた“3K職場“”だったとは、とても想像できないといいます。

それを変えたのが「フィッシュ哲学」。「仕事を楽しむ」「相手を喜ばせる」「注意を向ける」「態度を選ぶ」という四つのマインドをもって、従業員たちが仕事に取り組んでみたところ、士気の低かった問題職場がピチピチと生きの良い職場に生まれ変わったのが始まりです。

フィッシュ哲学を形成する四つの行動原理は、次のよう具体化することができます。

【仕事を楽しむ】
・働いている人自身が楽しく仕事ができるように、遊びの要素を取り入れること

【相手を喜ばせる】
・顧客に対して楽しい雰囲気で接し、満足を与えること

【注意を向ける】
・目の前に顧客が来たら、その人ひとりに対して注意を向けること

【態度を選ぶ】
・つねにポジティブな態度で仕事に向かうこと

フィッシュ哲学は、アメリカで企業を中心に広まり、いまではマクドナルド、BMW、ノキア、ナビスコなど世界中の約4,000社に採用され、魅力ある職場環境への変革を実現しています。日本では、東京慈恵会医科大学附属病院や特定医療法人青洲会グループなど、医療の現場に多くの導入例があります。一般の企業でも、組織活性化や顧客対応の改善など、活用の場が広がることが期待されています。

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