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【ヨミ】マンダラート マンダラート

「マンダラート」はアイデアを広げるための発想法で、3×3の9マスの正方形にテーマを書き込むことで思考を深めていきます。仏教の教えを模式的に示した絵図「曼荼羅(マンダラ)」と「アート」を掛け合わせた造語で、デザイナーの今泉浩晃氏によって考案されました。紙とペンがあれば誰でもできるため、個人的な振り返りから企業内のキャリア開発まで、さまざまなシーンで活用されています。

マンダラートのケーススタディ

漠然とした夢を、具体的な目標に。
大谷選手も活用したマンダラートの利点

マンダラートは、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が高校時代に活用したことでも知られています。大谷選手は中央に「ドラフト1位 8球団」というテーマ(=目標)を書き込み、その周辺のマスに「体づくり」「コントロール」「スピード」「メンタル」などの具体策を書き込んでいったそうです。

マンダラート作成のファーストステップは、達成したい目標を決めること。目標を中央に記載したら、目標達成のために必要な条件を周辺の8マスに書き込んでいきます。ここで一つのマンダラートが完成しますが、終わりではありません。さらに周辺に書き込んだ8つの条件を中心に、別のマンダラートを作成していくのです。大谷選手の例でいうと、「ドラフト1位 8球団」の条件の一つだった「体づくり」を中心としたマスを作り、周辺に「柔軟性」「可動域」「食事」「サプリメント」といった具体策を示します。

マンダラートのメリットは、自分がすべきことを可視化できること。これによって、漠然とした「夢」を具体的な「目標」へと変えられるのです。例えば、営業職として働く人が「予算達成」という漠然としたゴールを掲げるだけでなく、「新規獲得」「単価アップ」「人間力」といった具体的な行動にブレイクダウンすることで、実際に行うべき行動が一目瞭然になります。

目標設定だけではなく、途中経過においてもマンダラートは活躍します。目標達成プロセスの中で達成率と照らし合わせながら、どの項目が順調に進んでいて、どの項目が遅れているのかを確認できる材料となるからです。達成した項目と不足している項目のマスを色で分けると、するべきことがさらに明らかになるでしょう。

これは個人の場合に限らず、主語が「チーム」になったときにも使えます。中央に掲げるキーワードを「なぜ離職率が高いのか」や「生産性を高めるためにはどうすればいいのか」といった、チームが対処すべき事柄にすることで、チームでのワークもはかどります。マンダラートは汎用性が高いため、採用や社員研修、キャリア開発支援など、さまざまな人事関連業務に応用することができそうです。

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