「シン・人事の大研究」調査レポート【第12回・最終回】
人事の仕事の最大の魅力は
「会社や事業の成長に貢献できる」こと
人事パーソンは何を学び、どんなキャリアを描いているのか。自身をどう評価し、どのように変わろうとしているのか――。立教大学 田中聡氏・中原淳氏と『日本の人事部』編集部による「シン・人事の大研究」の調査結果を基に、人事パーソンの実態を明らかにしていきます。
人事の仕事の最大の魅力は「会社や事業の成長に貢献できる」こと
今回の調査では、「これから社会に出る若者に今の仕事をどの程度勧めたいと思うか」を10段階で回答してもらいました。得点が高いほど、今の仕事に対するエンゲージメントが高いことになります。人事の平均スコアは6.66で、経営企画・広報の6.65と並び、他の職種に大きな差をつけています。人事パーソンの多くは、他者に推奨したいほど人事という仕事にやりがいを感じていることがわかります。
では、人事の仕事の最大の魅力は何なのでしょうか。全体の76.6%の方が「会社や事業の成長に貢献できる」ことを人事の仕事の魅力として回答しています。また75.9%の方が「従業員の成長をサポートできる」ことを挙げています。まさに「事業や人の成長を支援できる」ことが、人事の仕事における最大の魅力と言えそうです。
「シン・人事の大研究」調査レポートの連載は今回で最終回となります。12回にわたりお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。
実施時期 | 2022年2月1日(火)~ 2月28日(月) |
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調査対象 | 企業で人事関連の仕事(人事、人材開発、組織開発など)に従事している方 ※「人事関連の仕事」とは、ご自身が所属する組織の「人と組織にまつわる業務全般」を指します。所属部署が本社人事部であるか事業部であるかは問いません。採用支援や人事コンサルティングなど、人事担当者に対してサービスを提供する企業に従事されている方は該当しません。 |
調査方法 | Webでのアンケート |
回答者数 | 1,514名 |
全国の人事パーソンを対象に行った大規模調査の結果から、人事パーソンの実状を明らかにしていきます。