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人材採用“ウラ”“オモテ”

イノベーションと人材紹介
簡単ではない「イノベーション人材」の紹介

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新卒・中途問わず、多くの人材が企業に入社する4月。それぞれが大きな夢を抱いていることだろう。人材紹介の仕事をしている者にとっての「夢」といえば、やはり自分の紹介した人材が活躍し、企業の成長に貢献してくれること。特に、大きなイノベーションを起こして社会にインパクトを与えるような人材を紹介できれば、これ以上の醍醐味はない。もちろん、そういった人材の紹介は簡単ではないし、課題も多い。

まずは社内の人材にチャンスが与えられる?

「イノベーションが求められている時代ですし、ぜひ自分もそういう仕事に関わってみたいですね」

今後の希望をたずねると、そんな夢を語ってくれる転職者は少なくない。「新規事業に関わってみたい」「経営企画やマーケティングの部署で働いてみたい」理系ならば「研究開発の部門で働いてみたい」といったように、大きな希望を持って転職活動を始める人は多い。

人材紹介会社としても、そういった人たちの後押しをしたい気持ちはあるのだが、実際にはなかなか厳しいのが実情だ。

イノベーションと人材紹介

「そういう職種への転職は、『経験必須』のケースがほとんどなんです。未経験者可という場合もまれにありますが、人気職種なのでどうしても応募者が殺到し、倍率はかなり高くなってしまいます。これまでのキャリアを生かした転職も、並行して検討されることをおすすめします」

「やっぱりそうなんですか……」

たいていの人は、この段階でがっかりしてしまう。未経験から、新規事業、経営企画、マーケティング、研究開発などの職種を希望するのは、これまで営業や生産といった部署にいた人が中心だ。ビジネス書などで「これからはイノベーションが重要になる」といった情報を見て転職を考えた、いわゆる意識の高い人材も多いので、現実を伝えるとその厳しさにショックを受けることになる。

しかし、少し考えれば、こういった人気職種が経験者募集ばかりである理由がわかるだろう。未経験者でもいいのであれば、社内にも「そういう部署に異動したい」と思っている候補者がたくさんいるからだ。企業にしてみれば、外部から採用するよりも社内で異動させた方が、商品特性や社内事情もよくわかっているから何かと話が早い。未経験であっても『準経験者』のような感覚で増員できるのである。そして、異動で空いた営業部門などの人員を中途採用で埋めることになる。

「人気部署に異動できるチャンスがあれば、社内の士気も上がりますしね」

以前、ある企業の人事担当からも、そんな狙いを聞いたことがあった。こうした話をすると、転職希望者の多くは納得してくれる。


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