人事白書調査レポート2024 制度・評価・賃金
5年前と正社員初任給が変化した理由
「採用力の強化」「優秀人材の確保」が目立つ
5年前と比較したときに大卒正社員の初任給が変化している、あるいはしていない理由や目的を、自由記述形式で聞きました。
「上がった」とした中では、「採用力を強化するため」や「優秀人材を確保するため」「他社の動向を参考にしたため」といった回答が目立ちました。ほかにも「物価上昇対策」や「リテンションのため」と いった回答も寄せられました。
「変わらない」の中では、「新入社員の賃金だけ上げてしまうと全体のバランスが崩れるため」「入社後の評価に基づく処遇改善にインパクトを持たせたいため」といった全体の賃金制度を踏まえた意見があったほか、「給与体系を見直していないため」「経営陣に賃上げする意思がないため」といった 回答も寄せられました。
上がった |
|
---|---|
変わらない |
|
実施時期 | 2024年3月1日~3月29日 |
---|---|
調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 6678社、6926人(のべ) |
質問数 | 163問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織開発/8.注目の人事課題(タレントマネジメント、シニア活用、社内公募制、ジョブ・クラフティング) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2024』
全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。