人事白書調査レポート2022 戦略人事
戦略人事に「取り組んでいる」人事パーソンは約4割
「取り組んでいない」理由は「何をすればいいのかがわからない」「経営が戦略人事を求めていない」など
戦略人事に「取り組んでいる」人事パーソンは約4割。「執行役員・事業部長クラス」では6割を超える
人事担当者個人は、どのようにして「戦略人事」に取り組んでいるのでしょうか。
人事業務を行う際に、戦略人事の考え方や視点を持って取り組んでいるかどうかを聞いたところ、「取り組んでいる」との回答は38.5%でした。一方、「取り組みたいができていない」は51.6%で、「取り組んでいない」は6.7%と少数です。
役職別に見ると、「取り組んでいる」は「執行役員・事業部長クラス」で63.5%と、最も多くなっています。
戦略人事に「取り組んでいない」理由は「何をすればいいのかがわからない」「経営が戦略人事を求めていない」が3割を超える
戦略人事に「取り組んでいない」と回答した人に、その理由を聞きました。最も多かったのは「何をすればいいのかがわからない」(37.0%)で、「経営が戦略人事を求めていない」(35.2%)が続きます。以下、「戦略人事は人事部長や人事担当役員が行うことであり自分には関係がない」(11.1%)、「人事部門が戦略人事を実践しようとしていない」(9.3%)、「戦略人事は必要がない」(1.9%)となっています。
『人事白書2022』の本誌では、企業人事が日頃「戦略人事」の視点を持って業務に取り組んでいるか、人事業務にどのようなモチベーションを感じているかに関する調査結果も掲載しています。
実施時期 | 2022年3月7日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 5,200社、5,441人(のべ) |
質問数 | 153問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働き方/7.組織開発/8.注目の人事課題(ウェルビーイング、パーパス、職場の関係性) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2022』
全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。