新入社員研修では、社会人として最低限必要なマナー・知識・スキルの習得を目的としている
新入社員研修で重視しているテーマの上位は「ビジネスマナー」「コミュニケーションスキル」「コンプライアンス」
育成担当者が、新入社員研修で重視しているテーマは何なのかを聞いたところ、最も多かったのは「ビジネスマナー」(69.2%)で、以下、「コミュニケーションスキル」(56.7%)、「コンプライアンス」(48.4%)、「経営方針やビジョンの理解」(42.8%)、「会社の諸規定・ルール・労使関係」(40.7%)、「業界・企業・事業の理解」(34.0%)、「タイムマネジメント」(25.1%)の順となった。
新入社員研修の目的で特に多いのは「学生から社会人へ意識の切り替え」「基本的な社会人スキルの取得」
新入社員研修をどんな目的で行っているのかを聞いたところ、多かったのは、「学生から社会人へ意識の切り替え」(71.5%)、「基本的な社会人スキルの取得」(71.3%)の二つ。その後は「会社のルールや方向性の理解」(45.6%)、「業界・企業・事業の理解促進」(36.0%)、「自律型人材の育成」(35.5%)、「成長意欲の向上」(32.3%)、「同期同士のネットワーク形成」(30.0%)が続く。一方、「早期離職の防止」(18.8%)や「入社前とのミスマッチ解消」(15.6%)は少ない割合に留まっている。「その他」の回答としては「多様な人と楽しく生きるための第一歩」「法規制・遵守事項などの基礎知識習得」「親会社・グループ会社新人との人脈構築」などがあった。
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