学生自身がプレゼンテーション方式で発表する
「成長企業魅力発信グランプリ」受賞作品決定!(経済産業省)
~中小・中堅・ベンチャー企業を応援する作品を学生が制作~
法政大学学生が最優秀賞、会場特別賞をダブル受賞
経済産業省では、成長企業である中小・中堅・ベンチャー企業を、大学教育などを通じて学生と結びつけることで、これら企業の魅力を実感してもらい、職業選択時の視野拡大や働くことに対する理解を深めてもらうことを目的に「ドリームワークスタイル・プロジェクト」を実施しており、成長企業の経営者等のリレー講義や、企業経営者と学生の対話セミナー、そしてこれら取り組みを発信するホームページの開設などを展開しています。
そしてこの度、本プロジェクトの趣旨を広く社会に訴求するべく、学生が独自の目線で取材・制作した、成長企業の魅力を発信するコンテンツ作品を募集、全国から集まった作品の中から最終ノミネートに選ばれた8組が、2012年3月6日(火)に開催された「成長企業魅力発信グランプリ」で、プレゼンテーション方式で作品を発表、各受賞作品が決定しました。
<受賞者一覧>
◆最優秀賞
受賞者 : 洞山香織さん(法政大学)
取材対象企業 : 久米繊維工業株式会社(東京都)
作品名 : 「日本のものづくりを守る~久米繊維工業~」(動画)
◆優秀賞 (2組)
受賞者 : 大場麻美さん(東北芸術工科大学)※ほかチーム人数計2名
取材対象企業 : 株式会社住吉屋食品(山形県)
作品名 : 「古来のまめの遺伝子」(新聞広告・パンフレット)
受賞者 : 吉澤大樹さん(京都産業大学)※ほかチーム人数計7名
取材対象企業 : 株式会社マイファーム(京都府)
作品名 : 「農業革命~自産自消ができる社会~」(動画)
◆会場特別賞
受賞者 : 洞山香織さん(法政大学)
取材対象企業 : 久米繊維工業株式会社(東京都)
作品名 : 「日本のものづくりを守る~久米繊維工業~」 (動画)
その他ノミネートされた(慶應義塾大学、横浜市立大学、中京大学、岐阜大学、琉球大学)学生にも、特別奨励賞がおくられました。
初の開催となる本グランプリの最優秀賞には、法政大学在学の洞山香織さんが選ばれました。環境問題やCSRに取り組む企業に興味があったという洞山さんは、日本で初めてTシャツをつくり、グリーン電力を使用するなどして環境負荷にも努める、久米繊維工業株式会社に3日間インターンとして働き、経験を元に制作した久米繊維工業のPR映像を制作しました。本作品では、環境問題などに積極的に取り組む姿勢や、日本酒とコラボレーションし、銘柄がデザインされたTシャツを発表する「日本酒Tシャツ展」を開催するなどの、様々な取り組みを紹介しました。本作品で洞山さんは、最優秀賞に加え観客の投票で決まる会場特別賞にも選ばれ、ダブル受賞に輝きました。
「私は久米繊維工業さんの魅力を届けたかった。会場特別賞を頂けただけで嬉しかったのに、最後にサプライズで最優秀賞まで頂けて、社員の方や応援して下さった皆さんにありがとうという気持ちでいっぱいです。」と涙ながらに語ってくれました。この他、優秀賞には地元企業をPRした、東北芸術工科大学、京都産業大学の学生らが受賞しました。
~ 成長企業魅力発信グランプリ開催の背景 ~
近年、就職時において、キャリア観や職業観の不足とともに、学生の多くが過度の大企業志向になっており、採用意欲のある成長企業(中小・中堅・ベンチャー企業)を希望する学生が少ないのが実情です。他方、従業員規模1,000名未満の企業においては、景気変動に関わらず、求人倍率が1.5倍を切ったことがなく、学生との間で構造的な雇用ミスマッチが存在します。こうしたミスマッチを解消するための取り組みの一環として、本プロジェクトの趣旨を広く社会に訴求するべく、学生目線で成長企業の魅力を発信するコンテンツで競う、「成長企業魅力発信グランプリ」を開催致しました。
<グランプリ概要>
■名称: 成長企業魅力発信グランプリ
■主催: 経済産業省
■日時: 2012年3月6日(火)14:00~17:10
■会場: 品川グランドホール
■発表方法: 各ノミネート者による8分間のプレゼンテーション、審査員からの5分間の質疑応答
■応募資格: 大学生(短大・大学院・専門学校生を含む)で構成するチーム及び個人
■取材対象企業 : 日本の成長企業(中小・中堅・ベンチャー企業)
(注)中小・中堅・ベンチャー企業の中で、ノウハウ・アイデアなど独自の資源を有した企業で、その資源を活かしながら地域の活性化(雇用促進・人材育成)に寄与できる可能性を持った企業で、従業員規模300人以下又は資本金規模10億円未満とする。
■グランプリ審査項目:
発表内容(プレゼンテーション)がわかりやすく、興味をひいたか。
作品が中小企業の魅力を的確に表現しているか。
学生らしい魅力発信ができているか。等
※単に作品の派手さ、上手さで優劣をつけるのではなく、あくまで学生が成長企業の魅力を理解し表現しているかが重要となります。
~審査委員~
<委員長>
夏野 剛 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授
<委員>
越智 通勝 エン・ジャパン株式会社 代表取締役会長
宮城 治男 特定非営利活動法人エティック 代表理事
諸麦 美紀 朝日新聞大阪本社 生活文化グループ記者
水野 正人 経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室長
(経済産業省 http://www.meti.go.jp/ /3月7日発表)