「退職」に関する調査
社会人の「退職」に関するリアル1,500件集まる 知人の転職で不安7割 “キャリア設計に焦り”全世代で共感
~7割が不満 新人の退職代行に違和感の声~
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、「はたらく現場での不満や不安」を収集する『Job weeQ』を実施し、匿名社会人ユーザーを対象に「退職に関するリアル」を調査した結果、合計1,498件の投稿が集まりました。
【退職に対する不満】
過去の『Job weeQ』では、仕事始めの不安を持つ人が8割いることがわかっており、新年や新年度など環境や期が変わるタイミングで不満や不安を抱く可能性があると考えられます。4月は、3月退職者の引き継ぎや新入社員の入社もあるシーズンです。このように職場環境の変化が起こるタイミングで、社会人は「退職」に対してどのような不満や不安を持っているのでしょうか。
Job総研では『Job weeQ』を通じて、匿名社会人ユーザーを対象に「退職に関するリアル」を調査した結果、合計1,498件の投稿が集まりました。
【Job weeQ 調査概要】
参加対象者:現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
実施期間 :2025年3月14日〜3月28日
総投稿数 :1,498件
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・社会人の71.0%が「退職」に関する不満や不安を持った経験があると回答 50代で顕著
・社会人の74.0%が「知り合いの退職で”自分はこのままでいいのか“悩んだ経験」がある 50代で顕著
【退職に関する不満・不安を持った経験】
回答者に、「退職」に関する不満・不安を持った経験を聞くと、「ある派」が71.0%、「ない派」が29.0%でした。
年代別の「ある派」は、50代が84.8%で最多となり、次いで40代が74.6%、30代が73.6%、50代が66.8%と、年代が上がるにつれ不満・不安を持った経験が多数となる結果になりました。
・「退職に対する不満」では、以下のコメントが集まりました
◾️引き継ぎにする不満
・3月は年度末の繁忙期や引き継ぎ業務が重なり、溜めていた有給を3日ほど使えずに終わった
・退職を決めてから適当になり、曖昧なまま引き継ぎをされた。上司のフォローもなく辛かった
・引き継ぎを投げ出し明日から有給なのでさようならという雰囲気と共に連絡が取れなくなった
◾️退職代行に関する不満
・退職代行を使ったり、突然来なくなったりする人が多い時代に納得しにくい
・退職代行を使うのはいいが、せめてお世話になった同僚や先輩への簡単な挨拶はしてほしい
・私の時代は退職代行がなかったので羨ましい。退職の過程で上司と揉めた当時に使いたかった
◾️新人に関する不満
・新卒で元々やる気がないと感じていた人が半年ほどで寿退職。教育コストの無駄を感じてしまった
・新入社員が休暇後そのまま代行を使って退職。ブラック環境ではないのにこんな辞め方をする時代なのか
・新卒同期が退職。送別会を開いたのに「この会社に残っていないで君も転職すれば?」と言われた
その他回答は、「JobQ Town」にて確認いただけます。
【知り合いの退職が自身に及ぼす影響】
回答者に、知り合いの退職によって”自分はこのままでいいのか“悩んだ経験を聞くと、「ある派」が74.0%と過半数を占め、「ない派」は26.0%でした。
年代別の「ある派」は、50代が85.0%で最多となり、次いで30代が77.3%、40代が76.6%、20代が69.8%となりました。
・知り合いの退職で、自身のキャリアを考え直した意見が集まりました
・自分は辞めるまでは行かなかったが、新卒同期が次々辞めていった際、身の振り方を考えた
・退職者が出ると置いて行かれている感じがする。新しい環境に飛び込む人と自分の成長を比べてしまう
・慕っている上司や先輩が退職をすると聞いた時は自分も退職を考える
・本気で転職を検討したことはまだないが、自分の市場価値や成長度合いの程度が気になる
・3年以内に退職した同期の年収が上がったのを見て若いうちに自分もチャレンジすべきか焦った
その他回答コメントは、「JobQ Town」にて確認いただけます。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社/4月7日発表・同社プレスリリースより転載)