「2026年卒大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>」を発表
3月末の内々定保有率は54.6%で前年比7.2pt増。中小企業を中心に活動する学生が増加 給与への関心が高まるなか、中小企業の初任給引き上げが影響か
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>」の結果を発表しました。
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【TOPICS】
◆3月末の内々定保有率は6%で前年比7.2pt増
◆7割以上の学生が、最も入社意志の高い内々定先のインターンシップ・仕事体験に参加
◆中小企業を中心に活動する学生が増加。給与への関心が高まるなか、中小企業の初任給引き上げが影響か
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【調査概要】
◆3月末の内々定保有率は54.6%で前年比7.2pt増
26年卒学生の3月末時点の内々定保有率は54.6%で、前年と比較して7.2pt増加した。内々定を持ちながら就職活動を継続する学生の割合は29.7%で前年から1.7pt増加するも、未内々定者も含めた就職活動継続の割合は75.1%と前年から5.5pt減少した。活動継続率を文理別にみると、文系学生で84.6%(3月1日から7.8pt減、前年比2.5pt減)、理系学生で60.1%(3月1日から16.8pt減、前年比3.4pt減)と、特に理系学生の継続率が低いことがわかる。
◆7割以上の学生が、最も入社意志の高い内々定先のインターンシップ・仕事体験に参加
保有する内々定先のなかで、現在入社意思の最も高い企業のインターンシップ・仕事体験に参加した学生は76.8%だった。その企業の主な認知経路としても、「インターンシップ・仕事体験(28.7%、前年比6.3pt増)」が最多だった。参加時期は8月(29.2%)、9月(18.6%)の夏休み期間が多く、参加日数も平均3.4日と、長期休暇中に複数日程のプログラムに参加した企業から、現在内々定を得ている学生が多いことがわかる。また理系学生は5日間以上のプログラムへの参加割合が36.3%で最も高く、タイプ3、4に該当するインターンシッププログラムに参加した学生もいたことが推察される。
◆中小企業を中心に活動する学生が増加
企業選択のポイントとして給与への関心が高まる中、中小企業の初任給引き上げが影響か
大手企業・中小企業のどちらを中心に活動しているかを5段階で聞いたところ、23.4%の学生が「中小企業中心」の傾向で、前年比4.3pt増となった。企業選択のポイントとして、「給与や賞与が高い(39.2%)」の回答が前年から6.9pt増加し最多となったが、マイナビの過去の調査結果※から、26年卒採用に向けて初任給を引き上げ予定と回答したのは上場企業より非上場企業の方が多かったことを踏まえると、中小企業での初任給引き上げが、中小企業中心に活動する学生が増加している要因の一つとなっていることが推察される。
※マイナビ2026年卒 企業新卒採用予定調査
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【調査概要】「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>」
○調査期間/2025年3月25日(火)~3月31日(月)
○調査方法/マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
○調査対象/2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,971名(文系男子290名 文系女子783名 理系男子455名 理系女子443名。)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ /4月15日発表・同社プレスリリースより転載)