副業に関する定点調査(2024秋)
フリーランス新法について、副業経験者の認知度は「内容を知っており、理解している」が41.2%
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルイノベーション株式会社lotsful Company(本社:東京都港区、lotsfulCompany代表:田中 みどり)が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』は、副業に関する定点調査を四半期ごとに実施しており、2024年11月に実施した調査結果をお知らせします。11回目となる今回は、11月1日に施行されたフリーランス新法の認知度についても調査しました。
■調査サマリー
・副業経験者、副業意向者はともに前回調査より増加
・副業理由として、「自身の将来のキャリアに関して考えた」と、
「所属企業が副業を推奨・容認しており副業しやすい」との回答が過去最多
・今後副業をしたいと考える理由としては、「現職でやりたいことができない」の回答が過去最多
■参考データ
・フリーランス新法に関する認知度は「聞いたことすらない」との回答が42.7%
・副業経験者の認知度は「内容を知っており、理解している」との回答が41.2%
■調査結果
副業経験者・副業意向者はともに前回調査より増加
副業経験者の推移を見ると、「実施した」の回答者率は前回調査(2024年9月)の35.0%から39.1%へと増加しました。
また、今後の副業意向の推移では、「実施するつもりだ」の回答者率も前回調査の46.4%から49.5%と増加しています。
男女年代別で見ると、20代女性の副業意向は、減少傾向である一方で、20代男性の副業意向は前回調査に続き過去最多の22.5%となりました。
直近半年間の副業実施理由
「副業を実施した理由」の推移を見ると、「自由に使えるお金を増やしたい」(40.4%)が、変わらず1位である中、「自身の将来のキャリアに関して考えた」(22.0%)と、「所属企業が副業を推奨・容認しており副業しやすい」(18.4%)との回答が2022年8月の調査開始から最多になりました。企業側でも徐々に、従業員の副業解禁・副業推進の動きが広まっていることが、伺えます。
今後も副業をする理由として「現職でやりたいことができない」との回答が過去最多
今後「副業を実施する理由」の推移を見ると、「現職でやりたいことができない」(16.0%)との回答が2022年8月の調査開始から最多になりました。わずかな変化ではありますが、キャリアアップのために転職ではなく副業で新たな経験値を求める人材が増えていることが伺えます。
■【参考データ】
フリーランス新法に関する認知度
11月1日に施行されたフリーランス新法の認知度について尋ねたところ、「内容を知っており、理解している」との回答が18.9%、「名称は知っているが、内容はなんとなくしか知らない」との回答が18.6%、「名称を聞いたことがある程度で、内容については全く知らない」との回答が19.7%、「聞いたことすらない」との回答が42.7%となりました。
副業経験の有無別で見ると、副業経験者のフリーランス新法認知度は「内容を知っており、理解している」の回答が最多の41.2%となり、副業経験者は同新法への当事者意識が強いことが分かります。
■調査概要
調査手法:インターネット調査(Fastask)
調査対象:全国の企業に勤める会社員 20~40歳代の男女
調査期間:2024年11月1日(金)~11月7日(木)
対象人数:660人
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルイノベーション株式会社lotsful Company /12月25日発表・同社プレスリリースより転載)