ヘッドハンターにアンケート:企業からの相談、直近1年で最も増加したのは「応募が集まらない(83.2%)」
Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:多田洋祐 以下、当社)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、ビズリーチに登録するヘッドハンターを対象に、中途採用・転職支援に関するアンケート(※1)を実施しました(有効回答数:562)。
その結果、9割以上のヘッドハンターが、2022年後半は「企業の中途採用活動」が活性化すると予想しました。一方、企業からの相談で、この1年最も増加した内容は「応募が集まらない(83.2%)」でした。活性化する転職市場において、求職者からの応募を待つ従来型の採用方法では母集団形成が難しく、企業が求める人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」の必要性が高まっていることが分かる結果となりました。
■9割以上のヘッドハンターが、2022年後半は「企業の中途採用活動」が活性化すると予想
2022年後半の企業の中途採用活動については、91.5%のヘッドハンターが活性化すると回答しました。緊急事態宣言の解除やまん延防止等重点措置の終了など、経済の正常化が進むなか、中途採用活動を強化する企業が多くなると予想するヘッドハンターが多いと推測されます。
■この1年で増加した、企業からの相談内容は「応募が集まらない(83.2%)」が最多
1年前と比較して増加した、クライアント企業からの相談内容について質問したところ、「応募が集まらない(83.2%)」という回答が最も多い結果となりました。昨年と比べると、15.6ポイント増加しており、慢性的な人材不足がより深刻化していることがうかがえます。
次いで「内定辞退をされることが多い(37.7%)」「応募要件を満たしていない方からの応募が多い(34.3%)」が続く結果となりました。人材獲得競争が激化するなか、母集団形成に悩む企業や候補者の転職意欲の向上に課題を抱える企業が増加していることが分かります。
■採用成功のカギは、「経営者の採用へのコミット」「現場(受け入れ部門)との連携」「柔軟な働き方への対応」
ヘッドハンターにアフターコロナで採用に成功する企業の特徴を聞いたところ、「経営者が採用にコミットしている」「現場(受け入れ部門)との連携ができている」といった回答が多くあがりました。人事だけでなく、経営層や現場(受け入れ部門)が主体的に採用活動に関わることが採用成功につながることが分かります。また、「複数のキャリアパスの選択肢を設けることができる」「柔軟な働き方(リモートワーク、副業)への対応」といった回答も多くみられ、主体的なキャリア形成の意識が高まるなか(※2)、企業は候補者のキャリア観を意識し、一人一人の志向に合わせた仕事内容や働き方の提示が求められていることが分かります。
Q. アフターコロナで採用成功すると感じる企業の特徴をお聞かせください。(フリー回答)
新規性の高い採用手法のキャッチアップ、さまざまな採用手法の実践
経営者自らが採用活動にコミットする企業
人事だけでなく会社全体で採用を推進している
採用部門と人事の連動
自社募集職種に対する理解度が高い
選考プロセスを含めた求職者体験が良い企業
企業から主体的に動く企業(オファー面談、選考フェーズを短くするなど)
候補者に対して、複数の働き方やキャリアパスの選択肢を設けることができる
求職者ニーズに合致した環境の構築(リモート・副業等)
※1:「中途採用・転職支援に関するアンケート」
対象:ビズリーチに登録するヘッドハンター
調査期間:2022年4月18日~2022年4月24日 有効回答数:562
・各比率において、項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
・本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。
※2:ビズリーチ「キャリア観や転職に対する意識についてのアンケート」より
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ビズリーチ / 6月14日発表・同社プレスリリースより転載)