【採用時の面接に関する調査】採用面接をオンライン面接のみで行っている企業は5%未満
オンラインと対面面接を併用する企業の7割が”オンラインだけでは見抜けない”と回答
AI(機械学習)が採用候補者の入社後活躍・退職確率を予測する将来予測型ピープルアナリティクスサービス「アッテル(Attelu)」を展開する株式会社アッテル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:塚本 鋭)は、この度、人事・採用担当者300人を対象にインターネット調査を行い、採用時の面接に関する調査を行いました。その結果に関して、下記の通り発表いたします。
【調査結果】
■トピックス①
現在採用面接は、約6割の企業が対面とオンラインを併用。
その理由として、「オンラインだけでは見抜けない」と思っている担当者が約7割。
■トピックス②
約6割が対面よりオンライン面接の方が採用ミスマッチを招きやすいと回答。
しかし、約3割の担当者がどんな形式の面接でも見抜くことは難しいと感じている。
①現在採用面接は、約6割の企業が対面とオンラインを併用。
その理由として、「オンラインだけでは見抜けない」と思っている担当者が約7割。
人事・採用担当者300名に「現在、面接はどのように行っているか」聞いたところ、「対面のみ」が34%、「オンラインのみ」が4.7%、「オンラインと対面を組み合わせている」が59.3%と、約6割の企業がオンライン面接と対面での面接を組み合わせて行っていることが分かりました。コロナ禍で進むと思われたオンライン面接ですが、オンラインのみで行っている企業は現在5%未満と非常に少ないことが分かります。
さらに、「オンラインと対面を組み合わせている」と回答した59.3%の人にその理由を聞いたところ、「オンラインだけでは見抜けないから」という理由が最も多く、68%もの人が回答しました。続いて、「多くの人を面接できるように効率重視のため」が51.1%と半数以上を占めました。
「対面面接とオンライン面接では、どの面接が対象者の素質を見抜くのに有効だと思うか」という質問には、「対面」と答えた人が59.3%で、約6割の担当者が対象者とは実際に会って対面で面接をする必要があると思っていることが明らかになりました。
②約6割が対面よりオンライン面接の方が採用ミスマッチを招きやすいと回答。
しかし、約3割の担当者がどんな形式の面接でも見抜くことは難しいと感じている。
「対面とオンラインでは、どちらの方が採用ミスマッチが起きやすいと思うか」という質問には、61%の人が「オンライン」と回答し、対面での面接の方が採用ミスマッチが少ないと感じていることが分かりました。
しかし、対面・オンラインに関係なく、「面接で対象者の素質を見抜くことは可能だと思うか」という質問には、「あまり見抜けない」が27%、「ほぼ見抜けない」が7%と、34%の担当者が、そもそも採用面接で見抜くことは難しいと感じていることが明らかになりました。
「適切な適性検査を導入して採用ミスマッチを減らいたいと思うか」聞くと、82%が「はい」と回答し、正しい適性検査により客観的に採用する必要性を感じている人が多いと言えます。
調査結果に関して
新卒採用の選考が6月から始まる会社も多いと思います。面接に関して、オンラインと対面での面接を併用している企業が多く、オンライン面接だと面接者を見抜くことができないと感じている人が多いことが分かりました。しかし、対面面接だから採用ミスマッチが生まれない、というわけではなく、そもそも面接結果の6割は当たらないということが分かっています。
面接を含む人事領域では、ほとんどの意思決定が「勘」や「経験」に基づいて行われており、その感覚人事によってミスマッチが生まれているという事実もあります。適切な適性検査を使用し、正しくデータ分析することによって、活躍人材を採用でき、ミスマッチを防ぐことができます。アッテルでは、企業と人のミスマッチをなくし活躍人材を増やしていけるよう、人事領域のサポートを続けていきます。
(株式会社アッテル 代表取締役 塚本 鋭)
対面面接だからミスマッチがなくなる、は間違い⁈
活躍・定着のために重要なことは、適切な適性検査を使用し正しくデータ分析すること
今回の調査結果で、コロナ禍で進んだオンライン面接では、対象者の素質を見抜けず、採用ミスマッチの原因のひとつになっていると考えている人が多いことが分かりました。しかし、オンライン・対面に関係なく、そもそも面接自体が当たっていない場合が多いことが分かっています。活躍人材を採用し、採用ミスマッチを減らすためには、適切な適性検査を使用して正しくデータ分析し、精度の高い採用基準を作ることが重要です。
■面接結果の6割は当たらない
今回の調査で、約6割の人が「面接で対象者の素質を見抜ける」と回答しましたが、一般的な面接では、6割以上が面接における評価と入社後の評価にずれがあることが明らかになっています。オンラインだから見抜けない、というわけではなく、そもそも面接自体が当たっていない場合が多いと言えます。勘や経験による採用ではなく、正しいデータ分析により企業と人のミスマッチを減らせると考えています
【調査概要】
調査対象:人事・採用担当者 300人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年5月12日~5月13日
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アッテル / 5月26日発表・同社プレスリリースより転載)