退職体験を改善する「オフボーディングワークショップ」の提供を開始
アルムナイ(企業の退職者)と、企業との関係構築を支援する株式会社ハッカズーク(代表取締役CEO:鈴木仁志 以下ハッカズーク)は、組織力を強化する人事コンサルティングを提供する株式会社ディプレ(代表取締役CEO:中西誠 以下ディプレ)と協力し、従業員の退職時体験を改善する「オフボーディングワークショップ」の提供を開始します。
■背景
株式会社ハッカズークは、「企業と個人の新しい関係」の実現を目指し、アルムナイに特化した事業を展開しています。アルムナイ特化型クラウドシステム『Official-Alumni.com(オフィシャル・アルムナイ・ドットコム)』やコンサルティングを提供し、多くの企業とアルムナイとの関係構築のサポートをしています。
一方で、転職者数が過去最多の351万人(*1)を超え転職が珍しくなくなった今でも、「退職者=裏切り者」という考えを基に、従業員の退職時に適切でない送り出し方をしてしまい、関係を悪化させてしまうケースが多くあります。
*1 出典:労働力調査
実際、ハッカズークが実施したアンケート調査では、55.4%の退職者が「退職の意思を伝えてから実際に退職するまでの間に、不快な思いをしたことがある」と答え、さらにそのうちの過半数が企業に対する気持ちについて「好意が薄れた」あるいは「嫌いになった」という調査結果が出ています。
この状況を踏まえて、辞め方改革を掲げ従業員の退職時体験を改善するコンサルティングを提供してきたハッカズークは、「オフボーディング」という考え方に着目しました。オフボーディングとは、退職の意思表明から退職が完了するまでの一連の施策のことです。
多くの企業は、入社時から定着・戦略化までの一連の施策である「”オン”ボーディング」については注力し、上司や人事など関係者に知識を提供しています。一方で「”オフ”ボーディング」については知識が提供されておらず、個々人の価値観に基づく属人的な対応になっております。
そのため、退職意思表明時の上長の反応や、退職面談時のコミュニケーションなど、各関係者がオフボーディングの中で不適切なアクションを取り、退職者との関係を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。結果として、再雇用や副業人材としての採用機会の喪失、口コミサイトや転職先での退職者口コミによるブランディング悪化など、企業はさまざまな悪影響を受けております。
このように、退職時という僅かな期間の体験で、在職中に築いてきた退職者との関係を悪化させ、さまざまな悪影響をもたらしている現状を踏まえ、アルムナイや退職に関して多くの知見を持つハッカズークと、強い組織を作り出す研修を数多く実施してきたディプレが協力し、従業員の退職時体験を改善する「オフボーディングワークショップ」を開発しました。
■サービスの概要
今回開発したオフボーディングワークショップは、従業員の退職エクスペリエンスを改善し、企業と退職者の良好な関係を築くことを目的としています。半日×2回のワークショップを通して、これまで現場に委ねてきた退職者とのコミュニケーションや引き継ぎ対応などの一連の流れを、最適化されたオフボーディングへと変革します。
アルムナイや退職に関して多くの知見を持つハッカズークと、企業向け研修に関して多くの知見を持つディプレの両社で共同開発することにより、対象企業のヒアリングを通して企業ごとに最適なワークショップをご提案することが可能です。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ハッカズーク / 8月12日発表・同社プレスリリースより転載)