週休3日制度の導入は社員の「働き方」と企業の「採用」をどう変えるのか
働き方改革やワーク・ライフ・バランスを推進する一環として、週休3日制を導入する企業が増えている。
日本マイクロソフトは、今夏に行うプロジェクト「ワークライフチョイス チャレンジ 2019 夏」の中で、週休3日制をトライアル導入する。8月全ての金曜日を休業日とするもので、正社員に特別有給休暇を付与し、全オフィスをクローズ。2020年8月にも、実施を予定している。
ファーストリテイリングは、地域正社員職を対象に週休3日制度を導入済み。変形労働制を利用し、1日10時間かつ土日を含む週4日勤務とすることで、1日8時間、週5日勤務のフルタイム勤務者と同額の給与を支払っている。
フルタイム勤務者と待遇面で遜色のない週休3日制度を設ければ、これまで育児や介護などを理由に時短勤務を選択していた社員が、週休3日勤務へ切り替える可能性もある。社員の定着という面で期待は大きいだろう。また、人手不足が叫ばれる現在、求職者に自社をアピールする上でも大きな魅力の一つになりそうだ。
(『日本の人事部』編集部)