中途採用者の「質」よりも「量」に不満。66.2%の企業で採用担当者自体も不足~『中途採用業務の実績調査』を発表:マイナビ
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、直近3年間で中途採用の募集実績のある企業を対象とした「中途採用業務の実績調査」の結果を発表しました(回答数:2,665社)。なお、本調査は今回が初の実施となります。
【TOPICS】
1.(中途採用に関する満足度)採用に関して「質」よりも「量」に不満を持つ
2.(中途採用活動の課題)採用にかかる「時間」「費用」「人員」の中で最も「人員」が足りていない。採用担当者自体も人材不足の状態
3.(多様な働き方に関する施策)従業員数が多くなるにつれて、多様な働き方に前向きに
4.(外国人の中途採用に関する意向)半数以上の企業が外国人を中途採用したいという結果に
5.(外国人の中途採用に関する懸念)外国人の採用自体よりも、採用後の社内への影響を懸念する傾向
<調査結果の概要>
■(中途採用に関する満足度)採用に関して「質」よりも「量」に不満を持つ
中途採用者の質に対して不満を持っている企業は24.5%となった一方で、量に対して不満を持っている企業は35.1%となり、採用に関して「質」よりも「量」に対する不満が多い結果となった。
■(中途採用活動の課題)採用にかかる「時間」「費用」「人員」の中で最も「人員」が足りていない。採用担当者自体も人材不足の状態
中途採用活動に関して不足していると感じているのは、「採用業務に従事できる人員」が66.2%、「採用費用」が57.9%、「採用業務にあたれる時間」が53.9%となった。3分の2の企業が採用担当者自体に人手不足を感じている結果となり、人手不足を補うための人員もいない、という苦しい状況が浮き彫りとなった。
■(多様な働き方に関する施策)従業員数が多くなるにつれて、多様な働き方に前向きに
「60歳以上の高齢社員の雇用」はすでに52.3%の企業がおこなっており、今後実施したい企業も含めれば64.4%となった。「外国人の雇用」や「現役・引退アスリートの雇用」に関しては、現在実施している企業よりも今後実施していきたい企業が多いため、今後、施策の拡大が予想される。すべての項目において、従業員数が多くなるにつれて、多様な働き方の実施へ前向きであることがわかる。
■(外国人の中途採用に関する意向)半数以上の企業が外国人を中途採用したいという結果
中途採用で外国人を採用したいと考える企業は54.3%となり、過半数を超えた。従業員300名以上の企業に関しては、7割以上(71.7%)の企業が採用したいと回答している。採用したい理由としては、「国籍に関係なく優秀な人材は採用したい(32.9%)」が最も高く、次いで「日本人の人材不足に対応するため外国人を採用したい(20.2%)」となった。
■(外国人の中途採用に関する懸念)外国人の採用自体よりも、採用後の社内への影響を懸念
外国人の採用に対する懸念として最も多いのは「日本語能力・コミュニケーション能力の不足」の52.0%だった。また、「文化・価値観・考え方の違いによるトラブル」の42.3%と続いた。外国人の採用自体を懸念しているのではなく、今いる社員とのコミュニケーションなど、入社した後を懸念している傾向が見られる。受け入れる企業としては、外国人の新入社員と既存の社員が上手く関われるような環境を整えていくことが重要である。
【マイナビ「中途採用業務の実績調査」概要】
○調査方法/ インターネット調査
○調査期間/ 2018年9月28日(金)~2018年10月11日(木)
○調査対象/直近3年以内に中途採用の募集をしていた企業(2,665社)の中途採用担当者
※調査結果の詳細はこちら(PDF)からご覧いただけます
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(株式会社マイナビ https://www.mynavi.jp/ /1月31日発表・同社プレスリリースより転載)