AIやロボットで労働量を大幅削減 業務自動化で企業に求められるものとは
AI(人工知能)やロボットの導入によって業務を自動化し、労働量の削減を行う企業の動きが活発化している。
三菱UFJフィナンシャルグループの平野信行社長は今月19日、事務作業の自動化やデジタル化により、「9500人相当の労働量の削減を実現したい」との考えを明らかにした。これは、国内の従業員の約30%に相当するという。また、15年度から本格的にAIやロボットを活用したスマート工場化に取り組む日本電産では、すでに3万人以上の人員減を達成している(日本経済新聞/日経ビジネスより)。
今後、人手不足の深刻化が予想される中で、AIやロボットを活用した業務効率化を行う企業はさらに増えるだろう。単純作業などが自動化されれば、人間にはAIやロボットでは代替できない、より高度な業務を担うことが求められる。企業での人材の育成が、これまで以上に重要な課題となるのではないだろうか。
(『日本の人事部』編集部)