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2017/09/06

ワンオペ業務は健康リスクに影響大?上司との関係性が健康に与える影響~『ストレスチェック全業種データ分析レポート』:ドクタートラスト

株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋雅彦、以下「ドクタートラスト」)は、ストレスチェックの実施を受託した321の企業・団体における集団分析データをもとに、「ストレスチェック全業種データ分析レポート【2】四つの[ストレス要因]業種別ランキング」を算出しました。

四つのストレス要因とは「仕事の負担」「仕事のコントロール」「上司とのコミュニケーション」「同僚とのコミュニケーション」を示しますが、今回は、このうち「上司とのコミュニケーション」業種別ランキングを公表します。

ストレスチェック全業種データ分析レポート【1】三つの[健康リスク]業種別ランキング(PDF)
ストレスチェック全業種データ分析レポート【2】四つの[ストレス要因]業種別ランキング (1)仕事の負担(PDF)
ストレスチェック全業種データ分析レポート【2】四つの[ストレス要因]業種別ランキング (2)仕事のコントロール

 

【調査結果のポイント】
■「コミュニケーションの質」が「健康リスク」に与える影響は否定できない
■「生活・娯楽」「運輸」「医療・福祉」は「上司とのコミュニケーション」に課題あり
■「健康リスク」が最も高い「運輸」はコミュニケーションの「質」が低い可能性あり

 

「ストレスチェック全業種データ分析レポート【1】三つの[健康リスク]業種別ランキング」で解説した健康リスクは、「仕事の負担」「仕事のコントロール」「上司とのコミュニケーション」「同僚とのコミュニケーション」という四つのストレス要因から算出しています。

今回はこれらストレス要因のうち、「上司とのコミュニケーション」の業種別ランキングを紹介・解説します。

 

[上司とのコミュニケーション]ランキング
~最も上司とのコミュニケーションが少ない業種は「生活・娯楽」。次いで「運輸」

「上司とのコミュニケーション」をランキング化したものが「表3 [上司とのコミュニケーション]ランキング」です。

「上司とのコミュニケーション」とは、「職業性ストレス簡易調査票」中の次の3問の従業員による回答結果を合算した値です。

イ. 次の人たちはどのくらい気軽に話ができますか?/上司
ロ. あなたが困った時、次の人たちはどのくらい頼りになりますか?/上司
ハ. あなたの個人的な問題を相談したら、次の人たちはどのくらいきいてくれますか?/上司

すなわち、上司とのコミュニケーションのとりやすさや深さ、信頼関係について、それが少ない業種ほど上位にランキングされています。
1位は「生活・娯楽」6.9。2位は「運輸」7.0。3位は「医療・福祉」7.1でした。

「生活・娯楽」は、旅行代理店や理美容業等が多く含まれます。
旅行業界は通説として、「仕事がきつい」とか「給料が安い」とこぼす若手社員が多いと言われています。
また、理美容業界には未だにキビシイ「縦社会」が存在し、「鉄拳制裁」もあるといった噂が絶えません。
こうした風土が今回のデータからも読み取れる、と言ったら、言いすぎでしょうか?

「運輸」は、トラックやオートバイ等のドライバー職が多く含まれています。
そうした人々の仕事量がネット通販拡大で急増しており、気力体力の限界を超えて苦悶する人が数多くいるというニュースも日々伝わってきます。
そうした現場の状況も今回のデータに影響を及ぼしている可能性があります。
同様に、「医療・福祉」の現場も逼迫しています。
医師や看護師の不足や、介護現場の人材流動・低待遇などの問題が山積し、それらがコミュニケーションの問題として表出しているかもしれません。

以上、三つの業種には、共通点があります。
単独の仕事が比較的多いということです。
それゆえ、上司とのコミュニケーションの「量」は少ないと想像されます。
それがこのランキングに影響を与えている可能性は否定できません。

けれども、上記三つの設問をよく読むと、このランキングは、コミュニケーションの量よりも「質」が問われていることがわかります。
コミュニケーションの質に影響を与えるものとは何でしょうか? それはコミュニケーションの「主導権を握っている方」、上司と部下のどちらなのかといえば、「上司」の方でしょう。
コミュニケーションというものの成り立ち方からいって、それはまず間違いありません。

すなわち、このランキングで上位に来た業種は、上司の側にコミュニケーション上の課題がありそうです。
部下の力を引き出すマネジメント上のスキルや経験、また部下と会話をする時間的余裕や精神的なゆとりなどが上司の側に不足していることが考えられます。

逆に、このランキングで下位だった「郵便等」や「学術・専門」「金融」「建設」といった業種は、上司の側の課題は少ないといえるでしょう。
 

※本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
 
(ドクタートラスト http://doctor-trust.co.jp/ /9月1日発表・同社プレスリリースより転載)


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