2017年7月の転職求人倍率は前月比-0.12ptの2.31倍~求人数は32ヵ月連続の最高値。新卒採用の山場を越え、新たな中途ポジションの追加が相次ぐ(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年7月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2017年7月の概況
2017年7月の転職求人倍率は、前月比-0.12ポイントの2.31倍となりました。求人数は前月比+1.2%、前年同月比+21.0%となり、32ヵ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比+6.1%、前年同月比+31.6%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「IT・通信」「金融」「メーカー」「商社・流通」「サービス」の5業種となりました。特に伸びたのは、「金融」(前月比+3.9%)、「サービス」(前月比+2.8%)でした。職種別では求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」の7職種となりました。特に伸びたのは、「技術系(建築・土木)」(前月比+5.6%)、「専門職」(前月比+5.0%)でした。
■解説 ~新卒採用のピークを越え、企業の中途採用活動が活発化。8月以降も、求人数は増加の見込み~
新卒採用の山場を越える7月からの第2四半期は、中途採用に力を入れる企業が多く、新しいポジションの追加も相次いだため、7月の求人数は増加しました。また、転職希望者の数も増加が続いており、特に2ヵ月以上にわたり転職活動をしている人の数が増えています。今より好条件の会社を見つけるまで、期間を決めずに転職活動をする傾向がさらに強まっており、転職希望者数が求人数の増加幅を上回る状況が続いています。
8月は、お盆や夏期休暇などにより、転職希望者の活動は落ち着く傾向にある一方で、企業は、9月までに今期の採用枠をできるだけ充足させたいと意気込んでおり、8月も活発な採用活動を続ける見込みです。結果的に、求人数の増加幅が転職希望者数のそれを上回り、求人倍率は上昇するでしょう。近年、夏季休暇の分散取得などが進み、休暇中も面接対応等をする企業も増えています。転職することを決めている人は、その期間を有効活用し、自己分析や面接に臨まれることをおすすめします。(DODA編集長 大浦 征也)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /8月7日発表・同社プレスリリースより転載)