2017年2月の転職求人倍率は前月比0.03pt増の2.38倍~求人数は27ヵ月連続で最高値を更新。転職市場はかつてない活況に。転職サービス「DODA(デューダ)」調べ:インテリジェンス
総合人材サービス、パーソルグループの株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年2月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2017年2月の概況
2017年2月の転職求人倍率は、前月比+0.03ポイントの2.38倍となりました。求人数は前月比+2.5%、前年同月比+20.6%となり、27カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比+1.3%、前年同月比+31.8%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「その他」を除く8業種となりました。特に伸びたのは、「メディア」(前月比+6.9%)、「メディカル」(前月比+5.1%)でした。職種別では、求人数が増加したのは11職種のうち「営業系」を除く10職種となりました。特に伸びたのは「事務・アシスタント系」(前月比+12.1%)、「企画・管理系」(前月比+6.1%)でした。
■解説 ~新たに転職活動を始める動きが落ち着き、求人倍率は上昇する見込み。求人数も高い水準を維持~
2月は、12~1月に募集を始めた求人が引き続き多い状況に加え、新たに募集の始まった求人が増加したため、求人数は前月比+2.5%と27ヵ月連続で調査開始以来の最高値を更新しました。転職希望者数も、1月に大幅に増加したのち高い水準を維持しています。4月入社に向けて転職活動を進める人は依然として多い状態で、転職市場は求人数、転職希望者数ともに調査を始めて以降かつてない活況が続いています。
3月以降も企業の採用意欲は引き続き衰えず、求人数は多い状態が続くでしょう。転職希望者は1~2月と比べると新たに転職活動を始める動きは落ち着きを見せ、求人倍率は上昇する見込みです。3月までの採用充足を予定しているポジションでは、応募条件の緩和などが行われ、通常時よりも面接に進みやすい可能性があります。一方で、採用が充足され募集が終了する求人も多くなる時期にもなるため、早めに転職を希望している場合は、希望に近い求人があれば積極的に応募していくことをお勧めします。(DODA編集長 木下 学)
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(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /3月13日発表・同社プレスリリースより転載)