「介護離職ゼロ」について、半数以上が内容を正しく理解せず。介護休業制度について8割以上は内容を知らない~「介護の日」(11月11日)に合わせ第9回『介護に関する意識調査』:オリックス・リビング
有料老人ホーム・高齢者住宅を運営するオリックス・リビング株式会社(本社:東京都港区、社長:森川 悦明、以下「オリックス・リビング」)は、「介護の日」(11月11日)に合わせ、今年も全国の40代以上の男女1,238名(男性747名、女性491名)を対象に、第9回「介護に関する意識調査」を実施しました。
~介護と仕事の両立について~
【「介護離職ゼロ」について、55.1%は内容を正しく理解せず。】
・ 政府が昨年発表した「新三本の矢」の一つで仕事と介護の両立ができず、介護のために離職する人をなくすための政策である「介護離職ゼロ」の内容について、就業している人へ聞いたところ「わからない」(31.1%)と「介護職員の離職を防いで、介護業界の人手不足を解消するための政策」(24.0%)と誤認をしている人を合わせると55.1%となりました。年代別にみると「わからない」と答えた人は、男女ともに40代が他世代に比べ多くなりました。介護に直面していない人が多いと思われる40代には、まだ理解度が低いことがうかがえる結果となりました。
【介護休業制度について、82.5%は内容を知らない。】
・ 介護休業制度について、「聞いたことはあるが、内容まではわからない」(53.7%)、「知らない」(28.8%)と82.5%が、介護休業制度について内容まではわからないという結果がでました。一方「内容を知っている」と答えた人が1番多いのは60代以上男性で、21.3%となりました。
・ 介護休業制度の利用を検討する場合、障害となる事項について、「収入が減少するかもしれないという不安」(53.7%)、「介護休暇を取得すると復帰しづらい」(46.3%)、「実際に利用している人がいない」(36.1%)となりました。また、男女別に見ると、「介護休暇を利用すると介護の全てを自分に任せられてしまうのではないかという不安」が、男性(12.5%)に対し女性(32.8%)と大きく差が出る結果となりました。
【介護離職せず家族の介護と仕事を両立できると思うのは昨年に比べ減少。】
・ 家族を介護する必要が生じた場合、介護離職せず「仕事」と「介護」の両立について、就業している人へ聞いたところ、「できると思う」と回答した人は、5.7%となり、昨年の9.7%より減少する結果となりました。年代別にみると、働き盛りで介護に直面する50代が男性(3.3%)女性(4.0%)ともに1番低く、国や企業が介護離職防止策を打ち出しているにも関わらず、多くの人は仕事と介護の両立の難しさを感じていることを表す結果になりました。
<介護に関する意識調査データ>
調査方法:インターネットリサーチ
サンプル数:1,238 対象:全国の40代以上の男女
実施期間:2016年10月6日(木)
☆11月11日は「介護の日」
厚生労働省において、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者および介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者らに対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「11月11日」を「介護の日」と決めました。
「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとなっています。
<本件に関するお問い合わせ先>
オリックス・リビング株式会社 企画部広報課
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◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(オリックス・リビング株式会社 http://www.orixliving.jp/ /11月7日発表・同社プレスリリースより転載)